マイホーム購入は人生の一大イベントですが、住宅ローン選びは複雑で不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
『金利は低い方がいいのは分かるけど、他に何を見ればいいの?』
『たくさんの金融機関があって、どこを選べば後悔しないんだろう?』
私たちポラスのローンコンシェルジュは、これまで多くのお客様の住宅ローン選びをお手伝いしてきました。
その経験から、住宅ローン選びで本当に大切なのは、金利だけではないことを実感しています。
この記事では、あなたが住宅ローン選びで『あの時こうしておけば…』と後悔しないために、金融機関選びの重要なポイントを分かりやすく解説します。
プロの視点を参考に、あなたにとって最適な住宅ローンを見つけましょう。
住宅ローンの金利には、主に3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を知って、あなたに合ったタイプを見つけましょう。
変動金利
特徴: 市場の金利に合わせて、あなたのローンの金利も変わるタイプです。
メリット: 金利が低い時期は、返済額を抑えられる可能性があります。
デメリット: 将来、金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。
こんなあなたにオススメ: 金利動向をこまめにチェックできる方、当面は返済額を抑えたい方。
固定金利期間選択型
特徴: 一定期間(3年、5年、10年など)金利が固定され、その期間が終わると、改めて変動金利にするか、固定金利にするかを選べるタイプです。
メリット: 固定期間中は、金利上昇の心配なく返済計画を立てられます。
デメリット: 固定期間終了後の金利が高くなる可能性があります。
こんなあなたにオススメ: しばらくは返済額を固定したいけれど、将来の金利動向も気になる方。
全期間固定金利
特徴: 借りている間ずっと、金利が変わらないタイプです。
メリット: 返済額がずっと変わらないので、将来の計画が立てやすいです。
デメリット: 一般的に、他の金利タイプよりも金利が高めに設定されています。
こんなあなたにオススメ: 将来の金利変動に不安を感じたくない方、返済計画を重視する方。
チェックポイント
各社の金利をチェック!
同じ金利タイプでも、金融機関によって金利は異なります。
複数の金融機関の金利を比較してみましょう。
金利プランの裏側も確認!
金利だけでなく、金利が優遇される条件や期間も忘れずに確認しましょう。
未来の金利、どうなる?
誰にも予測はできません。
ご自身の返済能力や、金利変動に対する考え方(リスク許容度)に合わせて、慎重にタイプを選びましょう。
住宅ローンを組む際には、金利以外にも様々な費用がかかります。
総支払額で比較するために、しっかり確認しましょう。
融資手数料: 金融機関に支払う手数料です。
借入金額に関わらず一定の「定額型」、借りる金額に応じて変わる「定率型」があります。
保証料: 保証会社を利用する際に支払う費用です。最初にまとめて払う「一括前払い型」、毎月の返済額に上乗せする「金利上乗せ型」があります。
事務手数料: ローン契約や手続きにかかる費用です。
印紙代: ローン契約書に必要な印紙の費用です。
登記費用: 不動産の名義を変更したり、担保を設定したりする際にかかる費用です。
火災保険料:火災や自然災害などによって住宅が損害を受けた場合に、その損害を補償するための保険料です。
団体信用生命保険(団信)に関する費用: 保障を手厚くする特約によっては、追加費用が発生することがあります。
チェックポイント
トータルの費用で比較!
金利だけでなく、これらの諸費用を含めた総支払額で比較することが大切です。
手数料の仕組みを知る!
定額型は借入金額が多いほど、手数料の割合が低くなり、お得になる傾向があります。
例えば、手数料が242,000円の場合、1,000万円の借入では手数料が2.42%ですが、2億円の借入では手数料が0.121%となります。
定率型は借入金額が多くなるほど、手数料も高くなります。
見積もりを徹底比較!
諸費用の詳細な見積もりを集め、比較検討しましょう。
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンを組んだ方が亡くなったり、重い病気やケガで働けなくなったりした場合に、残りのローンが弁済される保険です。
多くの場合、加入が必須ですが、保障内容は金融機関によって異なります。
チェックポイント
基本の保障は?
死亡・高度障害の保障は、ほとんどの金融機関で付いています。
プラスαの保障をチェック!
がん、脳卒中、心筋梗塞などの病気や、働けなくなった場合の保障(就業不能保障)など、様々な特約があります。ご家族の状況やご自身の健康状態に合わせて、必要な保障を選びましょう。
例えば、ご家族にがんになった方がいる場合はがん保障、自営業の方などで収入が途絶えるリスクが高い場合は就業不能保障などを検討するのも良いでしょう。
特約の保険料は?
特約によっては、金利に上乗せされる形で保険料が発生することがあります。
保障内容と保険料のバランスを考えましょう。
支給要件について確認!
特約によっては、保険金が支払われるための条件が細かく定められている場合があります。
対象となる病気や状態の範囲、就業不能保障の場合は支払い期間や復職した場合の取り扱いなどをしっかり確認しましょう。
告知は正直に!
団信に加入する際は、健康状態などを告知する必要があります。
もし嘘の告知をしてしまうと、いざという時に保険金が支払われない可能性があります。
住宅ローンの手続きは、慣れないことばかりで時間もかかります。
手続きのしやすさや、困った時に頼れるサポート体制も重要なポイントです。
チェックポイント
手続き方法は選べる?
店舗窓口、インターネット、電話など、自分の都合に合った方法で手続きできるか確認しましょう。
オンラインでどこまでできる?
審査の申し込みから、必要書類の提出、契約まで、オンラインでスムーズにできると便利です。
相談しやすい窓口はある?
対面、電話、オンラインなど、疑問や不安を気軽に相談できる窓口があるか確認しましょう。
担当者は頼りになる?
親身に相談に乗ってくれるか、専門知識が豊富で分かりやすく説明してくれるか、レスポンスが早いかなど、担当者の対応も大切な判断材料です。
金融機関によっては、住宅ローン利用者向けに様々なサービスや特典を用意していることがあります。
チェックポイント
金利がさらにお得に?
特定の条件(例えば、給与振込口座の指定など)を満たすと、金利が優遇される制度がないか確認しましょう。
ポイントが貯まる?
住宅ローンの利用に応じてポイントが貯まり、他のサービスに使える場合もあります。
関連サービスがお得に?
引越しや家具の購入などで割引が受けられる提携サービスがあるかもしれません。
繰り上げ返済はしやすい?
手数料や最低返済金額、手続き方法など、繰り上げ返済の条件も確認しておきましょう。
住宅ローンの金融機関選びは、マイホーム購入後の生活を左右する大切な決断です。
金利、諸費用、団信、手続きのしやすさ、サポート体制、そしてその他のサービス。
様々な角度からじっくり比較検討し、あなたのライフプランやリスクに対する考え方にピッタリの住宅ローンを見つけましょう。
もし迷ってしまうことがあれば、私たちポラスのローンコンシェルジュをはじめ、住宅ローンの専門家やファイナンシャルプランナーに遠慮なくご相談ください。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
住宅ローン選びは、ゴールが見えない迷路のように感じるかもしれません。
結局、あの時選んだローンが本当に正しかったのかどうかは、住宅ローンを全て返し終えてみないと分からないものですよね。
例えば、返済額を少しでも抑えたいと考えて、今は低い変動金利(仮に0.6%)を選んだとします。
将来、金利が上がると言われていますが、もし借りている間に固定金利(仮に2.59%)を超えるような大幅な上昇がなければ、「変動金利を選んで正解だった」と思えるかもしれません。
しかし、金利がどこまで上がるか分からない状況では、どうしても心のどこかに不安が残ります。
団信についても同じです。
金利を少し上乗せして、手厚い保障の特約をつけた場合。
もし3年後にがんと診断され、保険金が支払われてローンが完済されれば、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
しかし、健康なままローンを払い終えた場合、「あの時、特約をつけなければもっと返済額を抑えられたのに…」と感じるかもしれません。
でも、多くの方が願うのは、健康で、大切なマイホームで長く幸せに暮らすことでしょう。
だからこそ、住宅ローンは借りる前に、しっかりと悩み、考え抜いて、最後はご自身で「これだ!」と納得できる選択をすることが何よりも大切です。
ポラスの住宅をご検討中の方はもちろん、そうでない方も、住宅ローンについて少しでも不安や疑問があれば、どうぞお気軽に私たちローンコンシェルジュにご相談ください。
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