日銀の政策金利引き上げを受け、ここ数日、各金融機関が短期プライムレートの引き上げを表明したとの報道がなされています。
昨今の物価高に加えてのこの報道、住宅購入を検討している方や、変動金利で住宅ローンを返済中の方の中には心穏やかではいられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方へ、長期休暇などを利用して、家計のバランスシートやライフイベント表を作って(もしくは見直して)ご自身の資産状況を再確認することで、漠然とした不安から地に足をつけてみませんか?
バランスシート、と聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言うと、ご家庭の全財産を洗い出す作業になります。プラスの財産を資産、マイナスの財産を負債として、その差額が純資産(全財産)になります。
▽資産:現金、預金、貯蓄型保険、株式、債券、投資信託、不動産ほか
▽負債:住宅ローン、自動車ローン、カードローン、教育ローン・奨学金等のローン残高
定期的に洗い出すことで、お金の使い方がよりクリアになってくるかと思います。
予期せぬ事態に備えるための、生活防衛資金(1ヶ月の生活費×3~6ヶ月分あると安心と言われています)がどのくらいあるのかを把握するのにも役立ちますね。
家計のバランスシートが完成したら、ライフイベント表を作成してみましょう。
今後どのような人生を送りたいのか、希望や目標、10年先・20年先を見据えたライフイベントを列挙し、その費用(教育資金、老後資金、介護資金、住宅、車、家電購入費、旅行など)を見積もります。
さらに、1ヶ月分、年間の収支を算出し、ライフイベント表を元にキャッシュフロー表を作成できると、住宅ローンの返済額が増加した場合の許容額も見えてくるのではないでしょうか。
金利引き上げの影響は、8~9月末以降から出てきそうな気配です。
先般のコラムで、審査金利が変わると借入できる金額が変わってくることをご紹介しましたが、ポラスのローンコンシェルジュでは、住宅ローンの借入可能額のシミュレーションを何パターンかお出しすることも可能です。
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