「ニューノーマル(新たな常態・常識)」。コロナ渦の昨今、この言葉を目にした方も多いのではないでしょうか。
もともと、この言葉は2007年~2008年に起こったリーマンショック等による経済危機による世界経済の構造変化について指した表現だそうですが、最近再び新聞等のメディアを通じて目にします。日本国内でも2020年より流行している新型コロナウイルスの影響でマスク着用の一般化や、テレワークの普及等を鑑みれば、まさにこの言葉が当てはまりますね。
住宅業界でのニューノーマルは、外出自粛により在宅時間が伸びつつあることから、多くの方が自宅をより快適な空間にする検討を始め、業界関係者もそれに応える間取りや設備等、様々なプランの提供を始めていることを指しています。
ポラスグループが販売する新築分譲・注文住宅もワークスペースを取り入れた物件やプラン等も取り揃えておりますので、ご検討の際には是非ご相談ください。
また、現在住まれているご自宅や、中古物件をリフォームすることでニューノーマルを取り入れることも可能です。
今回は住まいのニューノーマルに対応する、ちょっとした工夫事例をまとめてみました。
宅配ボックスの設置 | 最近は在宅中でも敢えて大きい荷物を宅配ボックスに届けてもらうよう宅配業者へ依頼することも可能だそうで、直接人との接触機会を減らすことが期待できます。 |
玄関の内外、そばに手洗い場・シャワールーム・浴室を設置 | 帰宅後すぐに手洗いやシャワーを浴びることができ、自宅内へのウイルス等の侵入を最小限に抑える効果が期待できます。 |
可動性のある間仕切り設置 |
個室・半個室を設置することで、在宅勤務・モニター会議に集中することが できます。半個室を演出する、L字型の壁・囲い等が付いているデスク等、 什器・家具も販売されています。 |
生鮮食品等の宅配サービス利用 |
日持ちの良くない生鮮食品等のために、外出して買い物をする頻度を減らす ことができます。 |
最近のマンションでは共用部にシェアオフィスを設置したり、タッチレス型のエレベーターを導入する物件もあるようです。
戸建ての場合、自宅内にワークスペースを設けることで、個人事務所の様な雰囲気も味わえ、モチベーションにつながるかもしれませんね。
また、在宅時間が増えることで光熱費の増加が見込まれることから、太陽光発電システムや蓄電池の設置を検討するケースも増えています。近年、地震や異常気候が頻発しており、建物の耐久性に加えて停電等にも対応可能な住宅の注目がますます集まっていますが、コロナ渦の中でもこれらの住宅取得(増改築含む)を後押しするべく国の税制優遇・補助金制度が整えられております。
住宅ローン減税制度 | 年末の住宅ローン残高の1%相当額を所得税・住民税から控除する。 合計所得の金額、ローン残高等に上限がある。令和3年度税制改正により控除期間13年間の措置が延長され、面積要件も緩和された。 |
すまい給付金 |
住宅を取得する人の消費税率引上げによる負担を軽減させる目的で創設された制度。 |
グリーン住宅エコポイント |
省エネ、防災、バリアフリー工事に関する増改築や対象となる建物の新築・取得により、最大100万円分のポイントと交換。発行されたポイントはテレワーク等のニューノーマルに資する工事費に充てたり、当初契約した上記工事内容のグレードアップや、家具家電等と交換することができる。 |
贈与税の非課税措置 |
父母や祖父母などの直系尊属から住宅取得等資金を贈与により取得した場合に得られる非課税措置。住宅の性能により最大1,500万円の非課税枠。こちらも税制改正により、措置が延長され、面積要件も緩和された。 |
表の制度については全て併用可能なようですが、他の補助金等との併用が不可能な場合がありますので、ご注意ください。
※各税制優遇措置や給付金の詳細は国土交通省のHPをご参照ください。
現在、東京都等の一部の都府県で緊急事態宣言の最中であり、まだまだウイルス感染拡大の鎮静化が見通しにくい情勢が
続きますが、ニューノーマルに順応し前を向いて日々の生活を送りたいものですね。
住宅ローンのことでお困りのことや不安なことがございましたら、
お気軽にポラスのローンコンシェルジュまで、ご相談ください。