住宅ローンの審査における項目の1つ、個人信用情報の審査については、日常生活では目に触れることが無いものなので、わかりづらい項目です。
金融機関が個人信用情報の審査をする場合、お客様から個人信用情報利用の同意書を頂き、それをもって、指定信用情報機関にアクセスし、お客様の個人信用情報を閲覧します。
金融機関がアクセスする信用情報機関は、主に3つあります。
・全国銀行個人信用情報センター
・CIC(Credit Information Center)
・JICC(日本信用情報機構)
それぞれが持つ、ローンやクレジットカード等の契約内容とその返済状況が閲覧できます。
個人信用情報の審査は、信用情報機関から取得した内容で、カードローン等の返済状況を見て、延滞履歴が無いかどうか、延滞履歴がある人はその延滞が複数回あるのかどうかということを見ていきます。
また、クレジットカードを多数所持していて、その利用が多い人は、収入に対してカード利用が適正なのかどうかといった見方などもしていきます。
例えば、カードローンの返済口座を、給与振込口座と別の口座に設定していて、うっかり返済日までにお金の振替を忘れてしまった場合、延滞の履歴が付いてしまう場合がありますが、金融機関によっては、その時に別口座にお金があり、うっかり振替忘れによる延滞だと証明が出来れば、住宅ローンの審査が可決されることもあります。
また、4,5年前にカードローン等の返済が厳しく、延滞があった場合に、その後家計の資金繰りが安定し、貯蓄も出来、購入住宅資金の2割以上の自己資金を用意出来る状態になっていれば、金融機関によっては、住宅ローンの審査が通る可能性があります。貯蓄の実績を、住宅ローン借入後のローン返済見通しが良好と位置付ける訳です。
個人信用情報に、延滞履歴や多数のカード利用履歴が載っている可能性がある場合には、無暗に住宅ローン申込みしても、否決になる可能性がありますので、自身で個人信用情報を取得して、その情報を確認し、金融機関へのローン申込方法を検討することが、ローンが通る近道となります。
また、仮にローンが通らなかったとしても、どのような状態になったらローンが通るのかを確認することも大事になってきます。
ポラスのローンコンシェルジュでは、住宅ローン総合相談だけで無く、個人信用情報に関する個別のご相談も承っております。
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