Interviews

人の暮らしを豊かにする
コミュニティの創出を、
この手で。

人の暮らしを
豊かにする
コミュニティの創出を、
この手で。

  • 中央グリーン開発事業部
    設計部 設計監理課
  • 剣持 翔太Shota Kenmochi
  • 2017年入社/建築学部建築学科卒

Profile

幼い頃、自宅が新築されたのをきっかけに住宅に興味を持つ。そうした原体験が「家づくりをしたい」という想いにつながり、大学進学時には建築学科を選択。ハウスメーカーに広くアプローチしていた就職活動の中でポラスグループに惹かれたのは、分譲住宅による街づくりに力を入れていたから。新しいコミュニティを創出する仕事に魅力を感じて入社を決意した。ポラテック入社後、2年間現場監督の仕事に従事し、2019年5月より現職。現在は実施設計を担当している。

建物の詳細部分を担う
実施設計は、
暮らしやすさを左右する“要”。

元々設計志望で入社した私ですが、入社後2年間現場の施工管理を担当させてもらえたことは、設計担当となった今でも大きな糧となっています。たとえば施工管理の仕事を通して学んだのは、家をつくる現場の人たちが、どのように図面を見て家づくりをしていくのか。実際に現場の方々と触れ合う中で気づいた設計者との視点の違いは、現在の分譲住宅・実施設計の仕事にも反映されています。
現在、私が実施設計として担っているのは、一つのプロジェクトに対して企画設計担当が主体となって決めたコンセプトを具現化していく役割です。具体的には、企画設計を基に、現場の施工担当者がスムーズに着工できるように詳細部分まで詰めていったり、「企画設計が意図している空間になっているか」「本当に住む人にとって使いやすくなっているか」を検討したりしています。こうした実施設計が担う業務は、担当者の手腕によって、現場の施工しやすさや住む人の暮らしやすさ、意匠性が大きく左右されるため、常に客観的な視点を持って、現場ごとに試行錯誤しながら進めています。

現場監督時代、
設計者からの言葉で
気づかされたこと。

現場監督として初めて携わった現場で、施工ミスが発生したことがありました。元々、外壁材施工でロスが多いという課題があったことから、業者の方と協議し、ロスを省く施工を行ったのですが、その結果、設計者の方が意図した意匠とは異なる仕上がりになってしまったのです。その際、設計担当の方が私に強く伝えてくださったのは、設計者が図面をつくる意味についてでした。「図面に記されている線はすべて、意味や考えがあって描いているもの。それを無視することは許されることではない」。設計者の方の言葉が強く胸に響きました。それ以降は、設計図の線一本一本に込められている意図を考えながら現場を管理するようになりましたし、現在は実施設計担当として線一本一本を大切に図面を描いています。今振り返ってみても、入社後の早い時期に経験した失敗や、あのときの設計者の方の言葉によって、家づくりに向き合う基本的な姿勢がつくられたと感じています。

「住みたい」と思えるデザイン、
「選んで良かった」
と思える空間を目指して。

直近では、一棟のみの分譲住宅の実施設計を担当しました。社内では、グッドデザイン賞受賞を目指す建物と位置付けられていることもあり、徹底してこだわった建物であったため、通常以上に実施設計も詳細にわたりました。実施設計者としての腕を試すことができた手応えを感じているだけでなく、大変だったからこそやり遂げた達成感を得ることができました。今後は、企画設計への異動が決まっています。企画設計が担うのは、コンセプトを踏まえ、お客様が最初に着目する外観や間取りをプランニングすること。お客様が「住みたい」と思えるデザイン、何年経っても「選んで良かった」と思える空間を自分なりに追求しながら、人々の暮らしを豊かにするコミュニティを創出していきたいと考えています。

1日のスケジュール

09:00
出社。メールチェック。
09:30
実施設計の図面を作成。
常時約10物件が同時進行している。
11:00
設計監理課のミーティングにて、
担当案件の進捗を報告。
12:00
昼食。
13:00
外出。市役所を訪問し、
景観条例に関する申請書類を提出。
15:00
帰社後、企画設計担当者と
詳細な仕様の打ち合わせ。
15:30
仕様打ち合わせに沿った図面作成作業。
18:00
退社。(フレックス制でコアタイムは11:00~15:00)