1.変動金利の仕組み
①変動金利はどう決まる? ⇒ 短期プライムレート(短プラ)※1を指標
(※1:金融機関が、短期(1年以内の期間)で貸し出す時に適用する、最優遇貸出金利(プライムレート)のこと。)
②変動金利の金利見直しはいつ?
⇒年2回(一般的には4月と10月)※返済への適用はそれぞれ3か月後の7月と翌1月
③変動金利の2つのルール
・「5年ルール」
⇒金利が上昇しても5年間は住宅ローンの毎月返済額は変動しない
・「125%ルール」
⇒金利が急上昇しても、5年後の金利の見直し時に
毎月返済額の増加は125%増(1.25倍)までに抑えられる
例えば、4,000万円を35年、変動金利0.4%の金利で借入したとします。
毎月の返済額は102,076円ですが、この返済額は5年変わりません。
(5年の間に金利が変更した場合はイメージ図のように、緑と赤の元金・利息の返済額の中身が変動しております。)
5年後に金利が上がり、返済額を見直した場合も、102,076円の125%が返済額の上限となります。
そのため、5年後の返済額の上限は127,595円の返済額となります。
2、金利が上昇した場合の返済シミュレーション
(借入金額4,000万円 借入期間35年 変動金利0.4% の場合)
(例1)変動金利が0.4%から0.55%に上昇した場合
住宅ローンの変動金利が0.15%上昇した場合の毎月返済額の増額は2,644円。(88円/日)
(例2)変動金利が0.4%から0.80%に上昇した場合
住宅ローンの変動金利が0.40%上昇した場合の毎月返済額の増額は7,148円。(238円/日)
・政策金利が上昇し、多くの金融機関の変動金利が上昇することが想定されますが、
上記の例であれば、毎月返済額の上昇は数千円程度になります。
(例3)変動金利が1.3%に上昇した場合の35年全期間固定ローン(フラット35等)比較
↓ 変動金利が0.8%から、さらに0.5%上昇した場合を想定 ※全期間固定金利は1.8%で比較しております。
住宅ローンの変動金利が1.3%まで上昇した場合でも、全期間固定金利を1.8%程度と比較すると、
変動金利の方が返済額は少なくなります。
変動金利の注意点としては、金利が急激に上昇した場合に利息が毎月の返済額を上回る可能性がゼロではありません。
もしも金利が上昇し続けると、未払い利息分が毎月の返済金額に充当され、元金が減らないという状況が起こる可能性があります。
しかしながら、変動金利のメリットである金利の低さ(毎月返済額の低さ)で多くの方が変動金利を選択されております。
ポラスグループの提携金融機関では、一番低い金利ですと0.284%(変動金利【2024年9月時点】)の金利をご提示させていただいております。
全期間固定金利商品の多くは1.5%~2%程度となっており、月々の返済金額を1.0%を下回る変動金利と比べると数万円の差になるケースも出てきます。
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