ローン相談

注文住宅の中間金はどのように準備するの?

住宅ローン全般 その他

公開日

2024.8.23

更新日

2024.8.23

注文住宅建築の際、多くの建築業者は着工時や、上棟時などに発注者様(お客様)に『中間金』を請求します。『中間金』がなぜ必要なのか、疑問に思う方もいらっしゃると思いますのでまずは簡単にその理由を説明します。

 

注文住宅の場合には、新築分譲住宅などとは異なり、発注者様の要望に沿って建築工程が進んでいきます。建築業者は自己資金等で住宅建材等の購入費用を一時的に立替し、購入した建材等を使用して建築工事を進めます。

 

このことから、建築業者は発注者様の要望に沿った建材を仕入れ、工事を進めていくうえで着工時や上棟時などのタイミングに合わせて建築工事費や資材購入費を請求するという事になっております。

 

 

では一体どのくらいのお金が必要なのでしょうか?

 

これは業者によって様々ですが、一例として請負工事代金の

10%を契約時

30%を着工時

40%を上棟時

20%を引渡時 というように決めている場合があります。

 

上記を例にした場合、請負工事代金が4,000万円ですと、引渡の前に80%、3,200万円のお金を用意する必要が生じます。

 

住宅ローンを利用されて注文住宅を建築される場合、代表的な資金調達方法は以下のようになります。

①住宅ローン申込先の分割実行や、つなぎ融資などを利用する。

②建築業者の紹介によるつなぎ融資を利用する。

 

①の場合、建築業者提携住宅ローンの場合には分割実行、つなぎ融資を利用できるが、お客様自身が申込をした場合には利用できないというようなケースもありますので、住宅ローンをご自分で手配されるような場合には注意が必要です。

 

②の場合、建築業者は住宅ローンの承認を担保とし、お客様の債務保証をする事で、ノンバンクのつなぎ融資をご紹介できる場合があります。

この場合、住宅ローンの承認に付随する条件などがある場合には利用に制限がある場合もありますし、提携するノンバンク系つなぎ融資商品のご紹介ができない建築業者もあります。

 

注文住宅の場合、すべての工程がお客様のご要望に基づいて進捗しますので、工事の途中でも必要となったお金を請求される場合があります。

注文住宅の契約をする場合には、契約から引渡しまでの間にいつ、いくら必要なのか説明をしっかり受けてから署名捺印をするようにしましょう。そのような説明ができない業者で話を進めると後に大きなトラブルに発展する可能性も否定できませんので、記録に残し、説明を受けましょう。

 

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