1.日本銀行総裁人事と今後の金利動向
2月14日、この世はバレンタインデー…
否、この日政府から日本銀行総裁の後任人事として植田和男氏を起用する案が提示されました。
金融緩和政策を続けた黒田現総裁の後任人事については、今後の金利政策ひいては住宅ローン金利への影響も含め大きな注目を集めました。
皆様は今回の後任人事についてどのようにお考えでしょうか?
現時点では、基本路線として金融緩和政策を継続する考えを示唆する発言が多く、日銀総裁交代後の先行き不透明感は、大きくは感じられません。
株式市場においても比較的好感を持たれている印象を受けます。
さて、植田氏が正式に日銀総裁に就任する4月以降の金利動向ですが、すぐに変動金利の水準が上昇する事はないと考えております。
但し、物価上昇や賃金上昇が継続している事から、金利上昇の余地がある局面は継続していくと思われます。
2. 金利変動は怖くない?
変動金利を選択された場合、住宅ローン金利については変動リスクがありますが、最も重要な事はどの程度までの変動幅を許容出来るかという事になるかと思います。
もっと端的に言えば、お住まいに毎月どのぐらいのコストを掛けられるかという事になるかと思います。
以下あくまでも1つの考え方になります。
毎月返済額を〇〇万円程度に抑えたいという予算感の中で変動金利を選択する場合、毎月返済額が○○万円から少し低い金額で収まる様なローンを組むべきです。
上記の様な考え方は、変動金利の上昇によって毎月返済額が上昇した場合、つまり良くないシナリオを想定にした場合に基づいています。
例を挙げます。
(前提) 借入金額 4000万円 期間 35年 変動金利 0.5%
<変動金利上昇局面における返済額一覧>
※上記シミュレーションは借入時点ですぐに金利上昇した場合を想定しています。
※返済が進み借入金額や期間が減少していけば、金利上昇による負担率はさらに圧縮されます。
上記例の様に金利が上昇した局面でも、『0.1%の上昇なら毎月返済額が1,777円で収まるのね』という意識を持つだけで、変動金利に対する過度な不安感は無くなるのではないでしょうか?
3. まとめ
ご周知の通り、昨今の変動金利は各金融機関の市場競争により、住宅ローン契約者にとっては過去最低水準の金利となっております。
しかしながら固定金利の金利が上昇している中で、変動金利を選択する事に漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
ポラスグループでは、各金融機関との提携契約により、提携住宅ローンのご案内が可能です。
詳細については、是非ご相談・お問い合わせボタンよりご相談下さい。
また下記記事内で提携ローン商品に触れておりますので、ご参照ください。
いかがでしたでしょうか。
住宅ローンのお悩み等を解消していただくよう、ポラスローンコンシェルジュはご相談を承っております。
ご不明な点や些細な事でも気になること等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。