ローン相談

繰り上げ返済の効果

住宅ローン全般 返済方法

公開日

2020.10.30

更新日

2023.5.10

住宅ローンを組む時、いずれは繰り上げ返済をしようと考える方は多いと思います。

また、住宅ローン控除が終わった11年目以降に、繰り上げ返済しようかと計画している方もいらっしゃると思います。

 

しかし、いくら返済するとどれ位の期間、借入年数が短縮されるのか、正確に把握している方は少ないかもしれません。

今回は、住宅ローン繰り上げ返済の実際の効果を例を挙げて見ていきたいと思います。

 

〇下記に、こちらで設定した条件による、繰り上げ返済のシミュ レーションを表に致しました。ローンを組んでから11年目に いくら繰り上げ返済をすると、どの位、借入期間が短縮するか を計算致しました。(金利変動は考慮しておりませんので、あくまで参考値となります。)

 

借入金額:3,000万円、借入期間35年、     金利:0.47(変動金利)、元利均等返済
◎11年目に繰り上げ返済
 ※金利が変わらないとした場合での計算です。
繰上金額 短縮期間 低減利息
100万 1年2ヶ月 121,237円
200万 2年4ヶ月 236,161円
300万 3年7ヶ月 344,843円
400万 4年9ヶ月 447,343円
500万 5年11ヶ月 543,728円

 

如何でしょうか。11年目に100万円を繰り上げ返済すると、借入期間は1年2ヶ月短縮されます。結構短縮されると思われましたか、それとも思ったより短縮されないなと感じられたでしょうか。

 

住宅ローンの返済方式には、元利均等と元金均等がありますが、ほとんどの方が元利均等返済になっています。この場合、年数が経つほどに、利息比率が下がってきます。ですから、早いうちに繰り上げ返済をすると、低減利息金額が多くなります。

 

35歳の方が、上記内容でローンを組んで、65歳までに住宅ローンを完済しようとした場合、11年目以降だと約420万円を一括でも分割でも繰り上げ返済すればよいことになります。頑張って60歳までに完済しようとした場合は、約850万円の繰り上げ返済を11年目以降にすればよいことになります。

 

ここに記載しましたシミュレーションは、便宜上、金利が変わらなかった場合で計算しておりますので、住宅ローンは長期間ですので、金利変動の可能性はあります。都度繰り上げ返済計画の見直しは必要です。

 

また、無理な繰り上げ返済をすると、予期しない事が起こった場合、家計が苦しくなってしまいますので、ある程度の余裕を持った繰り上げ返済を計画しましょう。

 

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