ローン相談

自己資金2割の謎

住宅ローン全般 その他

公開日

2019.7.19

更新日

2023.5.10

「マイホームの購入の際には頭金2割が必要」

昔はよく言われていました。今でも耳にしたことがある方も多いのではないかと思います。

例えば、4000万円のマイホームを購入する為に2割の頭金を用意しようとすると、800万円も必要になります。さらにマイホーム購入のための諸費用は物件の3%~10%程かかる為、合計で1000万円を超える資金を準備する必要がある、ということになります。1000万円もの大金を準備するのはとても大変なことですよね。

    

 

 

なぜ「頭金2割」?

以前までは、住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)を中心に、住宅ローンの借入金額の上限を物件価格の80%までと定めている金融機関が多かったことが最大の理由と言われています。住宅ローンを利用できる金額はローンを貸す側(金融機関など)が定めています。以前は新築購入後、2割程度価値が下がることが通説で、また審査自体も現在ほど精巧でなかったために、一律で80%までと定めていたとされています。

 

現在は?

現在は「2割」の制限はありません。それだけではなく、物件価格の100%加えてマイホーム購入に係る諸経費(事務手数料・登記費用・火災保険料など)まで借りることができる金融機関も数多く存在します。(借りることのできる諸費用の項目は金融機関により異なります)

マイホームの取得を促進している時代背景や、金融機関の審査精巧化により申込人の評価、物件評価をより細かく審査ができるようになったことも要因と思われます。

 

    

 

 

ご自身のライフプランに合ったローンを検討することが重要

2割の制限はなくなりましたが、自分がどのくらいローンを借りるべきか、頭金を貯めるべきか悩むところです。国土交通省住宅局発行の「平成30年度住宅市場動向調査報告書」には平均で物件価格の21.8%(858万円)の自己資金を拠出しているといったデータがある反面、住宅取得した方のうち28.9%の方が自己資金200万円未満というデータもあります。実際に、私どもローンコンシェルジュへ、自己資金の拠出をなるべく控えたいとご相談をいただく事も数多くございますし、諸費用のお借入れを含めた住宅ローンでマイホーム取得されている方も多くいらっしゃいます。ライフプラン(人生設計)に合ったローン、頭金に充てる資金準備をご検討いただくことが重要になります。

 

   

 

人生で一番大きな買い物と言われるマイホームの取得。無理のないライフプランとマイホーム取得を検討しましょう。

ポラスのローンコンシェルジュは皆様のライフプラン、住宅購入に関するご希望を一緒に考え、最適な提案をさせて頂きたいと思います。ローンのご返済金額のシミュレーションや、繰上げ返済等のご相談も承っております。

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