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空き家を相続した場合の有効活用方法

その他

公開日

2024.1.26

更新日

2024.2.6

昨今、全国的に空き家が増えて来て、地域で問題となっているというニュースを見たことがある方も多いと思います。

その様な中で、急に空き家を相続することになる可能性は、誰にでも起こりえます。

今回は、そんな空き家の有効活用方法を、検討してみたいと思います。

空き家の有効活用とは、人が住んでいない空き家に人に住んでもらうことや、空き家となっている建物を取り壊し、土地を別の方法・目的で利用することです。

人に住んでもらうためには人が住める状態に修繕をし、その状態を維持するために適切に管理を行うことが必要になります。

 

 

建物を活かす前提での準備は次の2点です。

(1)修繕

劣化が見られる場合は必ず修繕を行うようにしましょう。主に修繕箇所は屋根・外壁などの主要構造部や電気・ガス・水道などのライフライン設備で、予算は数万~200万円程度が主流ですが、大掛かりな工事となると1,000万円を超える場合もあります。

(2)管理

空き家の管理は、”住める状態を維持する”ためであるとともに”近隣に迷惑をかけない状態を維持する”ためでもあります。”住める状態を維持する”管理は湿気を避けるための換気などであり、”近隣に迷惑をかけない状態を維持する”管理は除草作業や樹木の伐採など、庭の管理が中心となります。業者に依頼する場合、費用は管理内容により異なりますが、月1~2回の換気・通水・雨漏り点検・郵便受け掃除などの作業は1回につき数千円程度からになります。

 

 

次に、貸す、売る、取り壊す、といった活用方法を検討する際の注意点です。

①賃貸

まず、貸すためにはリフォームが必要となる場合が多いです。そして、当然ながら借り手が現れるような立地であることが求められます。

②売却

有効活用を検討する場合、売ることを最優先に検討すべき場合が多いと思われます。それは、売却すると、賃貸したときのような手間、コストがかからず、使いたい人が購入すれば、空き家状態はほぼ解消する、といった理由からです。空き家の売り方としては、まだ住める場合は中古住宅として売却し、居住が困難な場合は、古屋付き土地として買い手が解体費用を負担する場合はその分を割り引いた価格で、あるいは建物解体後に更地として売却することになります。

③取壊し

物理的に、そして経済的に貸せない、売れないような場合は、解体費用をかけて取り壊すこととなります。建物を取り壊した後は、土地として賃貸、あるいは売却する場合や、賃貸マンションを建設して賃貸経営を行う場合がなどが考えられます。取り壊しを判断するに当たっては、売却、賃貸の可否を含めて慎重に検討したいものです。

 

 

空き家の有効活用にはいくつかの方法がありますが、空き家にも様々なケースがありますので、空き家を相続した際には、ポラスグループの様な住宅総合会社に相談することで、最適な有効活用方法をみつけることが出来るでしょう。

 

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