ローン相談

金融分野における技術革新

その他

公開日

2023.10.6

更新日

2023.10.13

昨今、金融分野でも技術革新が進んで、各金融機関等で、新しい取り組みが進められています。今回は、その一端をご紹介したいと思います。

 

 

①AIを使った幅広い業務の高度化・効率化

 住信SBIネット銀行では、住宅ローンの業務にAIを活用しています。2019年に、AIを活用した住宅ローンの不正利用を検知するシステムを構築しました。過去10数年間の住宅ローンの審査情報等を自社で構築した独自のAIに学習させ、住宅ローンが不正に利用される疑いのある申込みを高い確率で発見することができるそうです。他にも、AIを活用して、不正送金をモニタリングするシステムも開発しています。いずれのシステムもAIが学習する機能を備えていて、今後も学習していくことで、業務のさらなる高度化や効率化が期待されています。

 

 

②デジタルバンク

 金融と消費者との新たな接点を創出しようとしているのが、デジタルバンクと呼ばれる業態です。デジタルバンクとは、主にスマートフォンの使用を想定し、オンライン上で預金・融資・資産運用などの金融サービスを提供する銀行を指します。日本初のデジタルバンクとして、2021年にリリースされたのは、【みんなの銀行】です。口座開設から預金といった基本的なサービスをスマートフォンで提供しているのはもちろん、特筆すべきは機能開発の柔軟性にあります。例えば、貯蓄・預金では、目的別にお金を分別するボックスを最大20個作成でき、ボックス間の資金移動は自動振替のほか、ドラッグ&ドロップでも行えます。旅行費用・リフォーム費用など予算を決めて管理するボックスを作るなど、一つの口座の中でユーザーのスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

 

 

 

 デジタルバンクと、インターネットバンキングや通常の金融機関のアプリとの違いは、分かりづらいですが、デジタルバンクには、今までに無い機能が付帯出来るようです。デジタルバンクとまでは行かないかも知れませんが、各金融機関でも、アプリを使った機能の拡充に力を入れていますので、ご自身のメインバンクにアプリがあれば、その機能を再度見直してみるのも良いかも知れません。自分にとって、使い勝手の良い機能が、思いもよらず見つかるかも知れませんね。

 

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