固定金利が上昇しているというニュースを耳にしますね。
実際に住宅ローン金利の推移を見てみましょう。
ポラスグループ提携金融機関の一つであるA銀行の、直近5年間(2018年1月~2022年11月)の金利の推移を、グラフにしてみました。
金利の種類は以下①~④の通りです。
①変動金利(店頭表示金利)
②変動金利(最も金利優遇を受けられた場合の、実際の適用金利)
③全期間固定金利(35年固定の適用金利)
④フラット35店頭金利(借入期間21年以上、9割以下融資の場合)
全期間固定金利とフラット35金利は、上がったり下がったりと毎月動きがありますが、直近では2022年9月にグッと上昇に転じていることが分かります。
対して、変動金利の店頭表示金利は、ここ10年ほど変わっていません。
さらには、変動金利の適用金利(※)自体は、金利優遇幅の拡大により2021年10月から少しずつ下がっており、2022年2月には0.3%台に突入しました。
※最も金利優遇を受けられた場合の金利であり、すべてのお客様に適用されるわけではございません。
適用金利は審査により決まります。
住宅金融支援機構の2022年4月調査(※)では、変動金利を選ぶ方の割合が73.9%だったそうです。
※2021年10月~2022年3月までに住宅ローンを借り入れた方が対象。
■参照⇒住宅ローン利用者の実態調査:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) (jhf.go.jp)
とはいえ変動金利も、大規模な金融緩和を続けてきた日本銀行の黒田総裁の任期(2023年4月)が終われば、その後上昇するのではという見方もあります。
固定金利は変動金利より高い分、当然毎月の返済額も高くなりますが、金利が変わらない安心感と、返済計画の立てやすさがメリットです。
変動金利は低金利で毎月の返済額を安く抑えられますが、金利上昇リスクを伴います。
将来的な金利上昇リスクを見据え、ゆとりある資金計画を立てることが大事ですね。
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