「パパでも家事を始めてみよう」を
コンセプトにした分譲住宅

パパでも家事プラン

ポラスマイホームプラザ株式会社

プロデューサー:森田 昌久
ディレクター:内野 貴通
デザイナー:吉岡 祐馬、中田 洋雅、石川 睦人

家事や育児に対する
夫婦間の価値観のギャップを探り、
前向きに子育てに取り組める家づくりで
答えを出す

概要

共働き世帯の増加や晩婚化、個人で楽しめるコンテンツが充実している現代において、若年世代の子育てに対するネガティブな意識も影響し、合計特殊出生率は1.15と、少子化に歯止めがかからない状況が続いています。もちろん、物価上昇や賃金の問題といった要因もありますが、地域密着型の不動産事業者としては、子どもを育てやすい住宅を提案することが、少子化問題を解決する一歩になると考え、この課題に取り組みました。
また、家事や育児について、性別や職種にとらわれず誰もが取り組めるようにすることは、多様性の実現につながり、子どもにも良い影響を与えると考えています。
さらに、「イクメン」が流行語大賞に選ばれてから15年が経過しましたが、現在ではその言葉を耳にする機会はほとんどありません。
今や、男性が家事や育児に参加するのは当たり前のこととなっています。
とはいえ、現実にはパートナー間で育児や家事に対する意識や役割にギャップがあることも事実です。
そのギャップを理解し、適正な状態にしていくことで、現代の価値観に沿った育児に取り組む男性像を提案していきたいと考えています。

「精度」と「手段」を整理したパパでも家事プラン

特徴
親子の団らん空間、小上がりラウンジ
生活動線と回遊性を意識した家づくり
お引渡しイベントの写真
お菓子でおウチづくりをご家族で行ってもらいました
家事に不慣れなパパもスムーズに家事ができるキッチンカウンター
背景
共働き世帯の増加や晩婚化、個人で楽しむコンテンツが充実している現在、子育てに対してネガティブになっている若年世代の影響もあり、合計特殊出生率1.15と少子化に歯止めがきかない状況が続いている。もちろん物価上昇の影響や賃金の問題等もあるが、地域密着型の不動産事業者としては子どもを育てやすい住宅を提案することが少子化の問題を解決する一歩だと思い、この問題に取り組んだ。男性が家事や育児に参加することが当たり前になっている昨今、だが、現状双方でギャップがあることも事実である。
デザインのポイント
親子の団らん空間として小上がりラウンジを設計。絵本を飾れるスペースや着替え等を収納できる床下スペースを確保することで、本の読み聞かせ等子供と過ごす場所を広々と使える工夫を施した。また、家事に不慣れなパパでもスムーズに家事ができるように、帰宅時やお風呂上がりの子どもの着替え時といった生活導線を配慮し、移動や回遊性を意識した導線を実現。「精度と手段を整理したパパでも家事プラン」を提案する。
経緯とその成果
家事や育児をする男性は増加しているが、実際にはまだまだやっているつもりなのが現状である。そこで、やっているつもりの精度を上げ、わからないをわからないなりにカタチにすることを重視した。また逆に、男性だけが行うものでもなく、苦手な人が簡単にできること、できる人が簡単に着手できることも大切である。それは子どもの成長に大きな影響を与える。決められた人が行うのではなく、時間がある人が行うことで自尊心が生まれ、母親と父親でやり方が異なる姿を見て経験とし、自分なりの考えを持つ。そうやって自ら感じ、考え行動できる子どもの成長が小さな一歩となる。
審査員評価
夫婦の働き方として、共働きが一般的となっている中で、女性が子育て・家事を多く担うことがまだ大半を占める社会である。出産後はお産や帝王切開などで体力低下があるため、子育て・家事分担を共有することは生活を継続する上で重要である。夫婦が子供の頃に育ってきた子育て・家事の環境は異なることが多い。子育て・家事分担は、生活の中で議論をしながら決定していくことも多いが、早い段階でパパも家事をすることが前提で住宅を選ぶという選択肢があることは、生活の質の向上に寄与する優れた提案として評価した。