自然とコミュニティが生まれる、
「庭の輪」が導く暮らしのかたち

niwanowa-庭の輪

ポラスガーデンヒルズ株式会社

プロデューサー:石川 智也
ディレクター:松井 孝治
デザイナー:水野 貴裕、阿彦 栞季

「庭の輪」で深まる、暮らしの和。
緑と光が育む、新しいつながり。

概要

「庭の輪」とは、コの字型に配置された建物の中央に生まれる庭のことで、各住戸のプライバシーを守りながら、自然な住民交流と豊かな緑、そして光を共有することで、質の高い暮らしとゆるやかなコミュニティを育む、本分譲地ならではの中心的かつ象徴的な空間です。各住戸が内向きに庭を囲むことでプライバシーを守りつつ、中心に「庭の輪」のような一体的な共有空間を創出し、開放感、採光、奥行き感を確保しながら緑の共有を促します。また、単なる通路ではない「共有路地」と交流スペースを設けることで住戸間の自然なコミュニケーションを促進し、分断されがちな住民間の「輪」を育みます。

コの字型に配置された建物の中央に庭を配置することで質の高い暮らしと豊かなコミュニティを育む

特徴
ダイニングから緑を眺めながら気持ちの良い空間
内と外を囲うように巡るウッドデッキ
暮らしを豊かにし、視線も守る「はなれ」
暮らしを豊かにし、視線も守る「はなれ」
背景
柏の葉キャンパス駅近の高価格帯エリアに位置する本分譲地は、利便性と緑豊かな環境が魅力である一方で、区画整理地特有の性質や、南北で接道が分かれる敷地条件により、住民間の「輪」のような交流が生まれにくい状況にあった。また、南側住戸におけるプライバシーの確保や、北側住戸の日当たり不足も懸念される課題であった。そこで、プライバシーを重視する傾向と、同時に高まりつつあるコミュニティ意識という社会的背景を踏まえ、分譲住宅ならではのスケールメリットを活かし、5棟の建物を「庭を輪のように囲む配置」とすることで、これらの課題の解決を図った。具体的には、各住戸のプライバシーを確保しながらも、住民同士が自然に交流できる空間設計と、すべての住戸に十分な自然光が差し込むような配置計画を実現している。このようにして、「庭の輪」を中心とした、快適で質の高い暮らしの価値を創造する。
デザインのポイント
お客様の要望に応え、道路からのプライバシー確保という課題に対し、本分譲地ではあえて北側に庭を配置するという挑戦的な設計を採用した。この「庭を輪のように囲む配置」により、日当たり、庭の広がり、そしてプライバシーという、住まいにおける根源的な心地よさを実現している。中央の「庭の輪」は、分譲地全体に一体感のあるコミュニティを形成する要となっており、単なる住宅の集合体ではない、豊かな暮らしの「場」を創出することを目指している。
経緯とその成果
各住戸が内向きに庭を囲むことでプライバシーを守りつつ、中心に 「庭の輪」のような一体的な共有空間を創出し、開放感、採光、奥行き感を確保しながら緑の共有を実現した。また、単なる通路ではない「共有路地」と交流スペースを設けることで、住戸間の自然なコミュニケーションを促進し、分断されがちな住民間の 「輪」を育む。
審査員評価
5棟の住戸が大きな庭を囲むように配置され、各住戸と庭の間にはその間のレベル差を解消して両者をつなぐデッキが設けられる。このデッキは全体で緩やかな輪をなしつつ、縁側のように効果的に配置されていて、住民の自然な居場所が生まれている。住戸のうちの1棟には、はなれが設けられていて、一見、図式としては輪があいまいになるようにも思われかねないが、むしろこれがあることで、5棟の住戸が向き合いすぎない適切な関係性と、輪の中の人の気配が生まれている。