ポラスの注文住宅

継承の家

ポラテック株式会社 PO HAUS、
株式会社ポラス暮し科学研究所

プロデューサー:ポラテック株式会社 PO HAUS 大向岳司
ディレクター :ポラテック株式会社 PO HAUS 石田明秀
ポラテック株式会社 PO HAUS デザイナー:北伸介、株式会社ポラス暮し科学研究所 インテリアデザイナー :野村聡子

コンセプト「時節の行事を楽しむ」
日本の伝統文化を
現代のライフスタイルに適した形で
実現する住まい

概要

「継承の家」は、「時節の行事を楽しむ」 日本の伝統文化を現代のライフスタイルに適した形で実現する住まいである。 日本の伝統的な手法を取り入れ、四季を感じ、日常生活の中に時節の行事を融合し、楽しみながら後世に残していく。四季の移ろいを感じ、情緒溢れる室礼を楽しむ住まい。

元来、日本では、四季の移ろいやおもてなしの心を室礼という形で表してきた。 しかし、そういった時節の行事を楽しみながら表す日本文化は失われつつある。日本の気候風土や生活スタイルの中に溶け込み人によって育まれてきた日本文化を、 後世に継承し、耐震や環境等の基本性能を有した現代の住まいを残していくことは、 社会的使命である。

「継承の家」

特徴
2mを超える深い軒
昔ながらの遊びに興じる畳
「間」をつなぐ障子
木と触れ合える階段や書棚
ポイント
1.日本の四季に適応し、風雨をしのぎ、日陰をつくる2mを超える深い軒が、 四季の移ろいを楽しむ。
2.外と内を曖昧に一体となってつなぐ濡れ縁は、暮らしに心地よい距離感を生み出し、「集い」と 「時節の行事」を演出。
3.「間」を仕切る格子は、 視線を調整し各々の距離感を心地よくつなぐ。 お互いの心遣いを醸成する。
工夫した点・苦労した点
計画当初より要望されていた「スキップ等のないシンプルな構成をベースにした和美庵」の具現化のため、本質に立ち返り和美庵本来の求む日本の伝統・文化・継承を軸に、動線と空間デザインを絡め構成しました。今回の計画は年中行事を絡め伝統・文化を重んじた住まいのため、引き続き受注活動と絡めながら継承・進化させていきたい。
審査員評価
日常生活の中に、日本独自の時節の行事を取り入れ、家族のコミュニケーションや、後世に語り継ぐストーリーを誘発することを目標とした住宅。 深い軒下空間とゆったりとしたサイズのベンチによる縁側空間、リビングに設けられた椅子座としても床座としても活用することができる掘り込みの空間など、部屋名とは異なるささやかな居場所を家の内外にちりばめることで、家の中でのアクティビティやシーンを増やすことに寄与している。 コロナ禍を経て、家での活動を見直す人々のニーズに寄り沿った住宅である。