ポラスの分譲住宅

ビルトインガレージを集めて
つくるコミュニティ

中央グリーン開発株式会社

プロデューサー:戒能隆洋
ディレクター :杉山秀明
デザイナー :河内 忠夫、杉⼭ 秀明、⼩林 雄⼀、柴田 祐輔、鎌田 浩之、小倉 隆

玄関とビルトインガレージを
一体的に考えた設計で
生まれる新しい価値を提案

コンセプト自然な交流が生まれる
コミュニティ空間の実現

概要

都心の分譲住宅における「玄関の位置」と「駐車場の配置」に注目し、安全を考慮して設計。
通常、駐車場として利用される旗竿地のアプローチを4世帯の住民が管理する協定道路とし、玄関とビルトインガレージを協定道路を囲むように隣り合わせに配置。住民同士が自然と交流を図れる外と内を緩やかに繋ぐコミュニティ空間をデザインした分譲住宅。

当プロジェクトは、協定道路とビルトインガレージを連携させることで生まれるコミュニティ空間の実現と、雨ざらしで劣化が進む自動車・自転車を屋内空間で保護することから、「モノを大切にする」という意識の向上を目指した。

玄関を分譲住宅地の中心に集め、生活の動線を変える

特徴
隣人との交流が自然と生まれるように
玄関とビルトインガレージを一体的にデザイン
駐車場の配置を協定道路からのアプローチに変更
分譲地の顔となる場所に緑地空間を確保
シンボルツリーのライトアップ
協定道路をコの字型に囲む玄関とビルトインガレージ
背景
旗竿地のアプローチ部分や敷地の前庭に駐車場が並ぶ無機質な住宅地の光景をよく目にする。駐車の利便性や土地の有効利用を優先した配置計画では、分譲地の顔となる場所に緑地空間を確保することは非常に困難。駐車場として設けられたスペースには、自転車等が乱雑に並び、本来の役割を果たせず、ただの通路として利用されるケースが多い。そこで自動車の所有状況に関わらず、駐車場の有効活用と緑地空間の確保、更に住民同士が自然に交流できる配置計画が必要と考えた。
デザインのポイント
1.都心の分譲住宅における「安全で快適な住環境」の提供と「コミュニティ」の促進を目的としたプロジェクト
2.玄関とビルトインガレージを協定道路を囲むように配置し、住民同士の交流が自然と生まれる空間を実現した。
3.ビルトインガレージと協定道路が子どもたちの安全な遊び場となり、住民同士の交流の場となった。
アウトドアリビングの提案
ビルトインガレージは自動車の所有に関わらず、中と外とをつなぐ半屋外空間として利用できるため、電源コンセント、ダウンライトを設置し、アウトドアリビングを提案した。屋根のあるビルドインガレージだから、雨の日にも濡れずに子どもたちが遊べる場所に。また、ロードバイクの整備場に、友人を招く土間のガレージリビングに、更にはお昼寝ハンモック置き場に。思い思いに楽しめる、プラスアルファの屋外プレイスポットとして活用できる。
審査員評価
4住戸を一体的に開発する建売り住宅群において、4住戸共有の子供が遊べそうな中庭を実現させている計画を高く評価した。通常駐車場になってしまう旗竿部分を協定道路として設定したところが画期的だ。コミュニティーを形成するために4戸の住戸の玄関をすべて中庭からのアクセスとしている点も良い。1階に設けられたビルトインガレージは、車を所有していない住宅にとってはアウトドアリビングとして機能させることも意識されている。
複数戸の分譲住宅の開発としてプロトタイプにもなり得る提案であると思う。