ディレクター :板倉秀樹
デザイナー :内田里絵、小島竜一郎、紋谷敬一郎、覚張郁美、加来龍志、清水博子
災害時に「公助」をただ待つのではなく、「自助」と住民同士の「共助」 が実践できる災害に強い街としてデザインした。
昨今、公助という言葉を耳にすることが多くなった。しかし、国や自治体による公助だけでは、災害時の救助活動などでは全体をフォローしきれなくなることが懸念されている。そこで、暮らしの中で防災を学び、自然に実践できるような「防災意識を高める」環境をつくることが、未来にとって重要だと考えた。加えて、価値観が多様化する現代に求められる持続可能なコミュニティを形成するため、様々な世代や考え方を持つ人たちが偏在し、横断的に交流できる「循環しつづける街」づくりを目指した。
また、今回の建設地である宮代町は「自助と共助による市民自治」という考え方をもとに「市民自治のまちづくり」を進め、より良い宮代町の実現を目指している。分譲地が地域コミュニティの中核としての役割を果たすことで、より良い地域の実現の一助にもなると感じた。
いつもともしもに寄り添う、境界のない暮らし