POLUS TECHNO CITY
ポラステクノシティ 施設情報

WOOD OFFICE ウッドオフィス


- ウッドボックス(オフィス棟)
- ポラスの木造住宅に関する技術展示スペースと地域の方々との交流の場、社内研修施設としての機能を備えた施設です。オフィス棟は環境省『建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業』に採択されている建物であるため、75分準耐火木造+『ZEB』の組み合わせによる、省エネルギー設計数値について、データ収集・検証する実験体としての役割も担っています。大断面集成材+住宅用接合金具を用いて12m×32m(384㎡)スパンを無柱とする研修室を実現しました。能なため、木造施設建築へのウッドチェンジを目標とした、中大規模木造施設です。
Disaster preparednes 災害対策

ウッドボックス(オフィス棟)は埼玉県吉川市の一時避難所として指定されています。災害時には地域住民が安全に避難できるよう整備されています。また、防災機能として防災備蓄倉庫を備え、食料・飲料水・生活必需品などを保管。さらに、井戸(災害用生活用水)を設置し、非常時にも必要な水を確保できるようになっています。
電気自動車(EV)も配備されており、災害時には施設への送電が可能。停電時でも最低限の電力供給も確保できる先進の設備を備えています。
Ecology エコロジー


完全ZEBにより、3棟合計で年間杉10,214本分、森林面積11.3ha分のCO2排出削減効果を実現するだけなく、太陽光パネルも設置し創エネの機能も兼ね備えています。
WOOD LABO ウッドラボ



- ウッドラボ(研究棟)
- ポラス暮し科学研究所の事務所。4つのグループ(デザイン、構造、生産プロデュース、住環境)で、住まいに関する研究や開発を行います。
建物特徴
住宅建設に使用する一般流通材とオリジナルの金物等を活用し、75分準耐火建築(オフィス棟)、60分準耐火建築(研究棟)を実現しました。施工に特殊材を使用しないことにより、戸建住宅に携わる職人による施工が可能なため、木造施設建築へのウッドチェンジを目標とした、中大規模木造施設です。
TECHNO LABO テクノラボ



- テクノラボ(実験棟)
- テクノラボには、家の構造と音環境について、より良い住まい空間を提供するために、暮らしを科学し、感覚的なことを数値化することが可能な、実験設備が備わっています。構造に関する研究及び実験では、3階建ての実物大の家を建てて実験できる高さと幅をもつ大規模な反力壁と反力床が大きな特長です。より安心できる構造により、強さと広さを両立できる暮らしを提供する研究開発が可能です。音環境に関する研究及び実験では、残響室を備えており、上下階の音壁などの遮音性について、実際の家に用いるディティールを再現して実験し研究開発できます。これにより音環境という多様性のあるニーズに対して快適な暮らしを提供することが可能です。
建物特徴
高さ12m 広さ20m×52.5mの大空間を木質構造で実現したテクノラボは、倉庫や店舗などでの利用も可能な規模を木造建築でも実現できることを示しています。大空間であるだけではなく、2機で2.8tのクレーンを備えており、屋根面には1枚25.1kgの太陽光パネルを392枚(総重量9.83t)を設置するなど、住宅などでは想定していない重量物を搭載した建築物です。設計・施工をはじめとするポラスグループの木造事業における各専門分野の知見や技術を活かした総合力により実現しました。
ポラステクノシティ建築概要
技術協力 | 株式会社ポラス暮し科学研究所 |
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住 所 | 埼玉県吉川市大字高久822 |
用途地域 | 工業地域、準防火地域 |
建ぺい率 | 60% |
容積率 | 200% |
建築用途 | 事務所 |
敷地面積 | 6,002㎡ |
建築面積 | 2712.01㎡ |
延床面積 | 5042.46㎡ ウッドボックス(オフィス棟)2252.0㎡ ウッドラボ(研究棟) 1342.0㎡ テクノラボ(実験棟) 1050.0㎡ 体感すまいパーク吉川美南 (注文住宅モデルハウス4棟) 115.22㎡、99.78㎡、96.54㎡、86.86㎡ |
構造規模 | ウッドボックス(オフィス棟) 木造軸組工法 地上3階建 ウッドラボ(研究棟) 木造軸組工法 地上3階建) テクノラボ(実験棟) 木造軸組工法 地上1階建) 体感すまいパーク吉川美南 (木造軸組工法3棟、枠組壁工法1棟) |
防火上の要件 | 準耐火建築物 ウッドボックス(オフィス棟)75分準耐火構造 ウッドラボ(研究棟)60分準耐火構造 テクノラボ(実験棟)60分準耐火構造 体感すまいパーク吉川美南 防火構造、省令準耐火構造 |