環境=健康をテーマにした、多彩なエコアイデアの街「大宮ヴィジョンシティ みはしの杜」

ポイント
誰が住んでもエコが実現する環境性能を多様に備えた街。様々なアイデアで幅広い住まいの選択肢を提供し、夏季の熱中症や冬季のヒートショックを低減するなど、高い省CO2効果とウェルネス効果を発揮し、国交省の住宅・建築物省CO2先導事業に採択された街づくりです。
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街の中心に位置する「丘の公園」から広がる全125邸の街並
家産家消を叶える庭の有効利用「フード&グリーン」サイクル
街のゲートに位置する「石の公園」
フットパス
街をつなぐ役割を果たす「道の公園」
▶背景・意義
現在日本では熱中症やヒートショック等の温熱環境の問題が多くの人々に健康被害を与えています。これを抑制するには「室内と室外」「家と街」という総合的な温熱環境の向上が必要で、健康に過ごせる環境を未来に残していくためには地球温暖化に配慮した住環境の普及が急務です。多棟が集まる分譲住宅の開発であればこそ、広い面的な貢献ができるのではないかと考えました。
▶ヴィジョンシティモデル
目指したのは、環境意識の高い住まい手を集めることではなく、「誰が住んでもエコになる街」であり、「住むこと自体がエコになる街」。
住まい手自身が環境を意識しなくても得られる省CO2効果や、街や家の環境性能が健康維持につながる効果を、過剰な設備に頼らずにイニシャルコストを押さえた上で得られるよう設計しました。水周りを中心に節水、節湯、節エネを重視した設備も標準設定しています。
▶実績
・国交省平成25年度第1回「住宅・建築物省CO2先導事業」採択
・第2回埼玉県環境住宅賞特別賞受賞
 同賞アイデア賞佳作 ※フード&グリーン
・建築研究所 すまいづくり表彰 地域住宅奨励賞住宅部門受賞
審査員コメント
通風解析等に基づいた敷地計画や住宅設計によりパッシブに風の通りやすい街にすることに成功、実際に夏の気温を2度低減できたなど具体的な効果が出ている。街の構造自体をエコにできるという実証例として素晴らしい。

既存の蔵を利用した新築分譲住宅「蔵のある 街づくりプロジェクト」

ポイント
再生した江戸末期の蔵と新築4邸の分譲地。今では入手困難な材、匠の技法など、歴史的価値の高い建物の一部を現在の素材と融合させ、歴史ある雰囲気をデザインにも取り入れています。
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地域文化を醸成させるため、永く愛される仕組みづくりを提案した全4邸の新築一戸建て分譲住宅
御影石を再利用しコミュニティを育むテラスを設置
蔵の中にある事務所スペース
江戸末期に建てられた蔵。状態のよい内蔵を保存し、一部の構造部材などを新築4邸の内装材として再利用
郷土愛を育むことを目的に、地元の小学生が蔵ごと持ち上げて別の場所に移す「曳家」を体験
▶コンセプト
歴史ある建物を積極的に利用し活用する仕組みを作ることで、地域の風景を未来に残していくことを目的としています。
新旧の織り成す原風景を周辺の街に広げていき、新たな付加価値を生み出します。行政と連携を図り、蔵を事務所スペースとして貸し出すことで街のコミュニティの場としても運用できる仕組みを構築しました。
▶背景・意義
越谷市は埼玉県でも最大規模を誇る宿場町であったため、旧日光街道には蔵や古民家のある風景が点在しています。古くからある建築物を補修し、住宅の一部として利用することで、土地の持つ魅力を未来へ伝えるという意義を持って開発しました。効率性や低価格化の理由で、地域の持つ魅力や元からあった街並とは乖離した姿になることが多い中、地域密着型のポラスグループは積極的に街並保全を続けていく重要な役割を担っています。
審査員コメント
江戸末期に建てられた蔵を曳家によって移動し、再生することで、豊かな街並みへの貢献と同時に、新築4邸の分譲住宅地の目玉として付加価値化したプロジェクトである。ビジネスの目線と街並みへの貢献意識を両立させたことが素晴らしい。