設計・施工

施工も簡単。仕上げが終わった後のサッシ部に設置。
一般的なターンバックルと違い金物全体でターンバックルになっているので、モダンな住宅デザインも可能です。

特徴

柱材に取り付けるだけで強度を確保
土台・梁などの横架材に金物を取り付ける必要はありません。
柱に金物を取りつけるだけで耐力壁としての効果を発揮することができます。

仕上げ材の上からでも施工が可能
クロスなどの仕上げ材の上からでも施工ができます。サッシと組み合わせた強度と採光確保の両立する設計や、リフォームの耐震補強等にも適しています。
※仕上げ材の厚みは最大37.5mmまでです。

開口部をスマートに強くする
サッシとの併用が可能なため、全面開口などの設計も実現することができます。

スマートブレース取り付け完成図

金物寸法

各部材寸法

  • 平面図挿入用DXFデータはこちら
  • 展開図挿入用DXFデータはこちら

材質

端部金物 JIS G4305  SUS304
ブレース(ボルト) JIS G4318  SUS304
※ビスはステンレスではありません。

ブレース長さ計算式

使用するブレースの長さは下記の基準に従い算出してください。

  1. 端部金物の寸法を基に、柱との間に挟む仕上げ材厚さを考慮し、ブレース上下のピンの中心の間の距離を出す
  2. 1で出た長さに+30mmした長さが発注するブレース長さになる

計算式

■スマート・ブレース ブレース長さ計算フォーム

下記フォームの項目の黄色い枠の中に数値を入れて頂き「計算する」ボタンを押して頂くと、必要なブレース長さを算出することができます。 計算結果に近い長さのブレースをお選びください。

  • 該当する長さの無い場合は50mm単位でご希望のサイズをご注文頂ける「特注品」をお選びください
  • ブレース長さに基づくスマートブレース製品ご選択については、お客様の最終的な判断でお願い致します
A.柱内法寸法  mm  
B.仕上げ材厚さ(※1)  mm  
C.横架材間距離  mm  
D.ブレース範囲(※2)  mm  %

※1:仕上げの上にスマート・ブレースを留める場合に使用。必要ない場合は0と入力してください。
なお厚みは1〜37.5mmの間で入力してください。
※2:ブレース範囲は70%以上となるように高さを入力してください。

ブレース長さ(※3)  mm  

※3:ブレース長さは±9mmは取り付け上の工夫で対処可能です。

ブレース長さ計算式図 ブレス長さ参照図

運用

「建築基準法施行令第46条表1(2)径9mm以上の鉄筋の筋かい」と同等の性能があることを実験にて確認しています。(たすきで壁倍率2倍)

納まり図

■柱直留め

柱直留め図

■仕上げ留付け

仕上げ留付け図

■開口部と併用留め

開口部と併用留め図

施工手順

1.端部金物(下)を取り付ける

端部金物(下)にブレース下側(右ねじ)を時計回りに回して取り付ける
※ブレース先端を面まで差し込んでください

2.端部金物(上)を取り付ける

ブレース上側(左ねじ)に端部金物(上)を反時計回りに回して取り付ける
※ブレース先端を面まで差し込んでください

3.柱に取り付ける

柱に向けて専用ビス6本で留め付ける
※設計指示の取付位置をご確認ください
※ビス留め付け時に傷がつかないように注意してください
※端部金物(上)を取り付け後、ブレースを回して端部金物の取り付け高さを調整する

4.ブレースを貼る

時計回りの方向に、高ナット部を手締め後、締付け工具にて高ナット部を目安に1回転分回して締める
※左右のブレースの締め付けは、数回に分けてバランス良く締め付けてください
※締め込みすぎると柱が反ることがあります

※施工者に条件はありません

お問合わせ:その他の設計・施工に関する詳細については、スマート・ブレースをご購入頂くことを前提に情報を提供致します。