報道関係各位
平成21年10月1日
ポラスグループ ポラテック(株)
(株)ポラス暮し科学研究所
ポラスグループではグループ会社であるポラテック(株)(本社:埼玉県越谷市 代表取締役:中内晃次郎)と(株)ポラス暮し科学研究所(本社:埼玉県越谷市 代表取締役:中内セイコ)の出展作品4点が2009年度グッドデザイン賞を受賞しました。ポラスグループとしては、7年連続の受賞となり、総受賞作品数は13点となりました。
今回、戸建住宅分類と住宅設備分類で各2点の受賞により、創業40周年を迎えたポラスグループの、デザイン力と技術力が証明されました。そして今後ともより一層、お客様に安全で安心して快適に生活していただける住まいのご提供を目指してまいります。
それぞれの作品は以下の通りです。
30坪の土地を想定した都市型3階建て住宅。道路に面した壁一面を定家蔓(テイカカズラ)が覆う壁面緑化で街を森に還す。個人の意識が街を変える、「勝手にグリーンウォールPJ」。植物に覆われた壁が無機質な街並を森に変えます。小さな一歩ですが、通りから街へ、街から街へ連鎖してゆくことで、きっと森が広がってゆくでしょう。
道路に面した壁を緑で覆う住宅を規格化したものである。住宅を建てることで街並を変えていこうという意欲的な取り組みを評価した。
20坪から30坪の土地を想定した都市型和風住宅。低い軒が粋を感じる京町家のような佇まい。通りの土間を抜けて格子戸を開くと圧倒的な木質感。最小限のコンパクトな空間を階段が貫き、小上りの畳ダイニングでは胡座(あぐら)をかき、酒を酌み交わす。時には階段越しに繋がる居間で映画を楽しむ。コンパクトな空間ならではの安心感。抜ける・透ける・兼ねる。狭いことが心地よい。日本人の美意識がこの暮らしに息づいています。
伝統的な町屋の形式を現代の規格住宅に取り入れた意欲的な試み。低い軒が趣あるファサードを創出している。
間伐材は一般に断面が小さく、それが故に使い道の乏しい材料です。
今回、その小さい断面を逆に利用して「ユニット」と呼ばれる単位部品を作り、それを組み合わせることで簡易に構造部材を構成することが可能となり、簡単に大空間が実現できるようになりました。また、容易に組立て解体ができるような接合部を採用することで、リユース・リサイクルによる資源の有効活用とCO2の削減にも貢献できるようになっています。
トラス架構は小部材の組み合わせで大スパンをとばすことができる架構システムである。この商品は間伐材を使った小断面の部材でトラスの部品をユニット化しようというものである。日本の林業の保全と共に販路を拡大していただきたい。
横架材と柱材が接合する部分には大きな荷重が作用するため、接している側面部に、なだらかなくぼみが発生します。これは木材特有の現象で、「めり込み」と言われ、住宅の傾き、開口部の開閉不良等、様々な問題の原因となっています。
これまでは、柱材の断面積を広くしたり、接合面に無骨な鉄板を挟み込むなどの対策が採られてきましたが、柱材のコストアップや見た目、おさまりの悪さが課題となっていました。
「me・ri・co」は薄い鉄板に6つの円錐形の突起をつけた単純な構造をしていますが、木材同士の接合面に挟み込むだけで「めり込み現象」を緩和させる効果があります。
木造軸組構造の接合部に使う木材のめり込みを防ぐ台座。何でもない部品だがこの台座を用いることで軸組の性能は向上する。現代の木構造の施工現場には必需品となるであろう。このようなオープン部品が流通することで木造住宅性能は向上する。
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