報道関係者各位

平成17年12月9日

廃校になった小学校を分譲住宅に再生
埼玉県春日部市『パレットコートたけさと　パサディナスタイル』

ポラスグループ中央グリーン開発（株）

ポラスグループ中央グリーン開発（株）（本社:埼玉県越谷市、代表:中内慶太郎）では、平成15年3月に廃校となった埼玉県春日部市立谷中（やなか）小学校跡地を活用した新築戸建分譲住宅『パレットコートたけさとパサディナスタイル』（52棟）を、12月23日より発売することになりました。

少子化の影響で、全国の小中学校で廃校が相次いでいます。特に1960年頃から都市部のベッドタウンとして開発されたニュータウンでは高齢化が急速に進行しており、街の再生や廃校後の再利用が、地方自治体の大きな課題となっています。春日部市も例外ではなく、特に春日部市内でも最も高齢化が進んでいると言われる武里団地では平成15年に4つの小学校が廃校になり、それらを統合して2つの小学校が新設されました。

このような状況の中、春日部市では街の再生に向けた取り組みとして、「谷中小学校跡地利用事業者募集提案競技（コンペティション）」を開催。春日部市と友好都市協定を結ぶアメリカのパサディナ市（ロサンゼルスの北東約16kmの位置）の街並みをモチーフとした、当社の提案が最優秀プロジェクトとして評価され、この度事業化が実現したものです。

学校跡地の民間による住宅開発は全国的にも極めて稀で、これからの街づくりのモデルケースとなります。

「パレットコートたけさとパサディナスタイル」全体鳥瞰パース

■春日部市が求めた「5つの指針」

「ゆとりと魅力ある生活拠点都市・春日部」の方針との合致。
春日部・武里地区のイメージ向上。公共性のある街づくり。
周辺環境との調和。
先進性、モデル性を持った土地利用。

■中央グリーン開発からの「5つの提案」

環境共生

タウンゲート

2段植栽を基本とする緑化を推進し、緑の成長とともに成熟した景観をつくる“まちなみ景観協定"を導入しました。宅地を囲むように植栽スペースを設けると共にタウンゲートや共有スペースには季節の花を配し、美しい街並みを形成するほか、雨水をガーデニングや家庭菜園に利用できる雨水タンクを設置した環境共生住宅となっています。

トータルバリアフリータウン

武里団地地区の高齢化に歯止めをかけるため、子育て世代から高齢者世帯まであらゆる年代層に支持され、他地域からの転入や、積極的な持ち家促進に繋がる、魅力と話題性を持った街づくりを目指しています。

安心・安全な街と住まい

“灯かりのいえなみ協定"の導入

既に千葉県野田市の「パレットコート七光台」等で導入され、高い評価をえている“灯かりのいえなみ協定”を導入。夜間、街灯を始め、各住戸の門灯、ポーチ灯などを点灯し、常に街全体を明るくすることで、防犯効果を高めると共に、美しい景観を演出します。

谷中小学校の記憶を残したスペース確保

谷中小学校跡地約3分の1の敷地を利用してつくられる市の公園（名称未定）には、旧小学校で使われてきた思い出深い遊具を一部生かした築山や「谷中小記憶の小道」をつくりました。校門と桜の樹は残して、公園アプローチとして活用し、旧谷中小学校の記憶を留めます。

地域交流・国際交流の拠点づくり

市の公園（名称未定）が地域住民の交流拠点として、フリーマーケットや朝市などの交流イベントを開催できるスペースになり、活力ある地域コミュニティ醸成を目指します。また、友好都市協定を結ぶパサディナ市との国際交流イベントも企画する予定です。

■「オールド・パサディナ・ハウス」4つの外観スタイル

『パレットコートたけさとパサディナスタイル』では魅力ある街づくりのために、春日部市と友好都市協定を結ぶ、カリフォルニア州パサディナ市の街路・ハウジングデザインを採り入れました。年月を経ても美しい、明るく健康的な街並みを実現します。

・モントレースタイル

切妻屋根と開放的な2階バルコニーの組み合わせが特徴的な外観スタイル。開口部に設けた鎧戸が、外観のポイントになっています。

・アメリカンスタイル

外壁にサンディング貼りを施した、南カリフォルニアの代表的な外観スタイルです。切妻屋根と窓周りのトリムによる装飾が強い印象を与えます。

・バンガロースタイル

緩い勾配屋根と深い軒、オーバーハング部分は木組みをイメージした個性的なデザイン。下部を石積み調として、重厚感を演出しております。

・カントリースタイル

明るいカラーリングを施した、軽快な外観スタイル。1階のフロントポーチでは、開放的なアウトドアライフが楽しめます。

■『パレットコートたけさとパサディナスタイル』概要

○発売時期 :	平成17年12月23日
○所在地 :	春日部市大場764-11他（東武伊勢崎線「武里」駅徒歩12分「せんげん台」駅徒歩18分）
○総棟数 :	52棟
○開発総面積:	全体→14,780.83m²（4,471.20坪）公園を除く面積→10,745.79m²（3,250.60坪）
○敷地面積 :	142.77m²（43.18坪）〜182.63m²（55.24坪）
○販売価格 :	3,280万円〜4.780万円（一期分25棟）
○主な設備 :	東京電力、公営水道、都市ガス、本下水、外構、植栽、その他設備一式

■中央グリーン開発（株）

ポラスグループで戸建分譲住宅事業を行う。

エリア別事業割合（埼玉県:45%、千葉県:50%、東京5%）

本社:	埼玉県越谷市
資本金:	1000万円
代表取締役:	中内慶太郎

平成16年度売上高	135億円
平成16年度戸建分譲住宅売上棟数	413棟
参考:ポラスグループ
平成16年度連結売上高	963億円（グループ22社）
平成16年度戸建分譲住宅売上棟数	1521棟

廃校になった小学校を分譲住宅に再生 埼玉県春日部市『パレットコートたけさと パサディナスタイル』