2005年10月5日
報道関係各位

独自開発した構造用接合金物
『P・座金』『ビームキャッチ/バイグリップ』
の2点が2005年度グッドデザイン賞受賞

ポラスグループ (株)ポラス暮し科学研究所
P・座金の写真 ビームキャッチ/バイグリップの写真
『P・座金』   『ビームキャッチ/バイグリップ』

ポラスグループ (株)ポラス暮し科学研究所(本社:埼玉県越谷市、代表:中内セイコ)が独自開発した構造用金物・『P・座金(ざがね)』と『ビームキャッチ/バイグリップ』の2点が2005年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。(株)ポラス暮し科学研究所からの出展品の受賞は昨年の『ラフターロック』(オリジナル垂木止め金物)に続いての受賞となります。

今回受賞した『P・座金』は、中央に円形を含んだ平行四辺形の形状とすることにより、金物の面積を増やし土台への負担を軽減しながらも、従来と同等のスペースに使用可能なもので、正方形タイプの従来品の1.2倍の強度を持つとともに、現場での施工性を大幅に向上させました。一方、『ビームキャッチ/バイグリップ』は、部材を接合する際に円形の突出部位を木材面に落としこんで固定する接合金物で、従来品に比べ3倍の強度を持っています。この形状にすることにより、現場での作業も簡単で安全にできるようになり、そのような施工面におけるユニバーサルデザイン的な要素も評価の対象となりました。

それぞれの作品に関する特長は以下の通りです。

■『P・座金』の特長

はみ出さない!
  1. 従来品の1.2倍の強度
    • 強度に関わる面積を1.2倍とすることで、1.2倍の強度性能を確保。
    • それによって土台の強度をワンランク上げて設計することが可能となりました。
  2. 簡単施工
    • 従来品より大きいにも関わらず、縁までの長さは同寸とするデザイン的手法で、従来よりも使いやすく施工性を向上させました。
    • 中央に円形を含んだ形状は製品の向きの自由度を高め、土台の縁にある場合でも難なく施行可能です。
  3. 環境に配慮したデザイン
    • 円と平行四辺形を組み合わせたデザインは、真円や楕円に比べ、歩留りも格段に向上しています。
    • 屋外での使用を考慮し、耐候性の高い防錆処理のものをラインナップしています。
    • 防錆メッキには無害なものを使用しています。
  4. 接合部を花で飾る遊び心
    • 複数使用時には、配置や向きによって花弁のモチーフを作ることもでき、力学的ボルトの配置を華やかに飾ります。

■ビームキャッチ/バイグリップの特長

そのデザインは、従来品の金物にリング(=グリップリング)を取り付けただけというものです。しかし、そのひと工夫が、既存金物の数々の問題点を解決することとなりました。

  1. 従来品の3倍の強度
    従来の帯金物に比べ施工時に使用するビスの本数は半分以下に減ったにも関わらず、グリップリングで従来品の3倍の強度を実現させました。
  2. 簡単施工
    先穴(既存技術で用いられている穴)にグリップリングをはめ込むことで正確な施工位置に固定でき、両手で安全に取り付け作業が出来るようになりました。また、ビスの数が減ったことにより、作業時間の短縮にも繋がります。

■受賞対象概要

受賞対象名 P・座金
部門 住宅設備部門
分類 (住宅用接合金物)
   
受賞対象名 ビームキャッチ/バイグリップ
部門 住宅設備部門
分類 (住宅用接合金物)

ご参考

『ラフターロック』(オリジナル垂木止め金物)2004年度グッドデザイン賞受賞

『垂木を固定する金物』です。屋根が風に飛ばされないように垂木を止め付ける従来の『ひねり金物』とは、違い、垂木を桁、棟木にしっかり固定することで、床に用いられる『剛床』と同じような強さを屋根面全体に実現でき、家全体も丈夫にすることが出来ます。また、垂木の左右どちら側にも取付けられ、重ねて持ちやすい形状や、梁天端に置いて作業ができる作業性のほか、デザイン性を持たせた丸い形状により、軒裏に隠さなくても、化粧としての利用も可能です。

■写真

『P・座金』

P・座金の写真

『ビームキャッチ/バイグリップ』

ビームキャッチ/バイグリップの写真

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