ポラスの分譲住宅

和と共に生きる

西船の家

ポラテック株式会社

ポラテック株式会社・株式会社ポラス暮し科学研究所 デザインG
ポウハウスデザイナー:舘林寛佳

日本の文化である
「和の心」を継承しながら、
現代の生活スタイルに
あわせた暮らし方の住まい

概要

日本の文化でもある「和」を継承し、現代の生活スタイルにおける暮らし方を提案しています。外部と内部の空間を緩やかにつなぐだけでなく、縦の「間」、横の「間」を重ねることで間仕切りをなくし、そこに住まう人々が「空間」「人」のつながりを感じられるように提案しました。

空間を緩やかにつながりたいと感じる日本人古来の住まい方である中間領域を、フロアの高さや視線の抜ける開口部を工夫し実現させました。様々な「つながり」をデザインすることで、家族の存在をほどよく感じる、居心地の良い空間を生み出し、外に対しても地域との設定を生み出しています。

特徴

コンセプト 空間とコミュニケーションの
中間領域

和室と庭との間に配された土間スペース
和室の障子をあけ植栽をみる
床を下げた落ち着いた和室
和室上部の1.5階にあるリビング
【間】
格子や障子、土間等、日本古来の建築技術を取り入れ、内外をあいまいに切り結び空間分けとする。あいまいさは緩やかにつながり、心地の良さの「間」を 生み出す。内部は高さをズラした連続した空間とし、間仕切りを排除し一体となる建築空間をつくり出すことに注力した。
【寂び土】
茶の湯の美意識や審美を捉えた現代の藻土塗り壁。同グループ会社である株式会社ポラス暮し科学研究所の開発商品 である【寂び土】を本計画の壁の 仕上げとして採用する。寂び土は2010年にGOOD DESIGN賞を受賞しており、しとやかで 明るい綺麗寂び的な色調6色の土壁である。
審査員評価
「和モダン」という言葉は様々な分野ですっかり定着した感があるが、住宅にあっては木造振興も相まって近年ますます盛んになっている。本商品はその1つであるが、やや暗めの印象を与える「和モダン」が多い中で、白木を多用した比較的明るい、ケレン味のないデザインでまとめられているところに好感がもてる。また色や素材のことだけでなく、中間領域の多様という日本家屋が持っていた良さを、都市型住宅の中でうまく融合させているところも評価したい。