lalaPolus_vol10
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5LaLa polus Vol.10燃焼実験を行なった合せ柱。燃焼開始から1時間経っても、各部材の間に火が入っていないことが確認できます。間柱欠きをまたぐように挿入された接合金具シアキーは、ボルト等に比べ接触面積が広く高い性能を得られます。105mm四方の角材9本(一般流通集成材)で形成し、そのうち十字に配置される5本を構造として利用。四隅の4本は構造となる十字部分を燃えにくくする被覆材として、温度上昇を防ぐポリウレタンで接着。その他の部分はビス等でつなぐことで、構造としての性能を確保しました。合せ柱1住宅用集成材のラミナ(幅105㎜)で製造された比較的大きな部材を横に並べ、ボルトによってつなぎ合わせることで、各部材が力を伝達することが可能となり、大きな断面を構成できます。ボルトを隙間なく締め付けることで、部材の間の温度上昇を抑え炭化を防ぎます。これにより各部材を接着しなくても、一つの断面として設計することが可能となり、木材を意匠的にデザインした建築物の構造として、表し(木材が露出した状態)で使用できます。従来、大きな建築物には大きな断面の部材が必要でした。ポラスでは今回、大きな部材の断面を特別に用意するのではなく、通常は住宅に使用する小さな断面の部材をそれぞれ強固に接合し、大きな断面を構成する技術を開発。それが、下記で解説している「合せ柱」「合せ梁」「重ね梁」です。小さな部材だけでは建築できなかった12m×30m(テニスコートがスッポリ入ります)という大きな空間の建物も、今までの資源とポラスの生産設備を利用して建築可能になりました。地球環境にやさしい建設技術でもあります。合せ梁2木材をただ重ねただけでは部材間でズレて強度を発揮できないため、間柱欠きと呼ばれる凹型部分に、新たに開発したシアキーをはめ込み、ボルトで留めました。校舎の重ね梁の最長部分は、6mの住宅用流通資材を12mに加工したものですが、理論上はより大きなスパンも可能な技術です。重ね梁3ポラス独自の3つの技術合せ柱の設置合せ梁の設置重ね梁の設置シアキー間柱欠きによる加工

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