平成16年12月3日
報道関係各位

間と繋がりを大切にした、日本の四季を感じる家

『和美庵(わびあん) 寛木(くつろぎ)のいえ』モデルハウス完成

ポラスグループ ポラテック(株)
 

ポラスグループ・ポラテック(株)(埼玉県越谷市・中内俊三社長)は、日本家屋の風情と情緒を盛り込んだ注文住宅『和美庵(わびあん)』を昨年10月より販売していますが、この程、「間と繋がり」をメインコンセプトにしたモデルハウス『和美庵 寛木(くつろぎ)のいえ』を、埼玉県鳩ヶ谷市の川口・鳩ヶ谷住宅公園展示場に完成しました。

『和美庵』は、先人達より受け継がれてきた快適な生活を送るための知恵や、日本の四季を家に居ながらにして感じることができる様々なデザインを提案してきました。今回、モデルハウスを完成したことで、これまで紙面や言葉だけでは伝え切れなかった“風情や情緒”といったものをお客様の五感で感じていただくことが可能となりました。

『和美庵』のメインターゲットは、家の建て替えを考えている団塊世代(50代後半以上)です。川口、鳩ヶ谷エリアの住宅展示場を選んだのは、今までこのエリアに展示場がなかった点と、埼玉の中でも鳩ヶ谷市は団塊世代の自営業者が多く、『和美庵』の持つ“和”の風情や情緒に共感してもらいやすいエリアだということからです。

また、昨今では、“和”の持つくつろぎや懐かしさ、日本の四季の美しさというものが見直されつつあることから、日本家屋の良さは浸透してきているものと考えます。全体のデザイン・素材は和風でありながらも、機能的な現代の生活スタイルを融合した『和美庵 寛木のいえ』は幅広い層に受け入れられるものと期待しています。

■『和美庵 寛木のいえ』特長

『和美庵』は、木・紙・石・竹・草などの日本の自然素材を取り入れ、住む人の間と繋がりを大切にした家です。都市部の住まいである町家の知恵を多く取り入れつつ、機能性が追求される部分には現代人が慣れた洋風スタイルがミックスされています。

家族がそれぞれ自由な時間を過ごしながらも障子や格子などの透ける素材や、視線が抜ける間取りにより、適度な距離感を保ちながら、互いの気配を感じることができ、それが、暮らしの中に「寛ぎ」をもたらすのです。

今回の『和美庵 寛木のいえ』は従来商品にに古木調の梁やリボス(含浸系の自然塗料)の古色仕上げを付加しました。

○外観、庭

屋根は和瓦、壁は味わいのあるモルタル塗り。1・2階の一部の窓は格子で覆っています。外からの視線を避け、プライバシーを確保しながらも、光を家の中に取り込み、同時に防犯にも役立ちます。木と竹を組み合わせた縁側が風情を感じさせます。

○土間玄関

奥まで抜けることができる関西風の通り土間と、関東で一般的な部屋型の土間をミックスしたスタイルです。砂利の洗い出しや石を使って、訪れる人をどこか懐かしい気分にさせます。壁は、湿度を調節し、匂いやホルムアルデヒドを吸着する中霧島壁(なかきりしまかべ)を使用。土間の奥に設けられた丸窓から見える中庭が、住む人のもてなしの心を感じさせます

○和室

土間から上がる和室の入り口には、框戸の一部を障子にして採光性や装飾性を高めた源氏襖風框戸を設けました。窓につけられた夏障子(簾戸)は、紙の代わりに藁が張られた障子で、夏の暑い日には風をよく通し、おぼろげに外の景色を見ることができる風流な障子です。

○リビング

吹き抜けの壁には、濃淡の差をつけた和紙を貼りました。上にいくにつれて薄い白色になり、開放感が強調されます。照明の位置も工夫し、ところどころに配された温かい色合いの間接照明が、ほっと寛げる時間を演出します。また、オリジナルの古木調仕上げを施した化粧梁を用いて、懐かしさがもたらす寛ぎ空間を提案しています。構造面では、「耐力壁ジャパンカップ」で優勝した当社オリジナルの『ダイヤブレース』(ダイヤ型にすじかいを組んだ耐力壁)や『パルテノン』(芯々寸法350mm幅の耐力壁)を配置することにより、耐震性はもちろんのこと、デザイン性の向上や大開口を提案しています。

○ダイニング・キッチン

ダイニングにある畳ソファは、座った時の目線が庭を眺めるのに丁度いい高さになっています。四季折々の草花を愛でながらゆったりとした食事の時間を過ごしてもらうため、あえて天井は傾斜をつけ低くしました。圧迫感とは違う、“囲われる”感覚が心地よいダイニングです。

キッチンは充分な収納と最新機能を装備。壁には陰影を強調したかまぼこ型のタイル、床には御影石を施すなど、さりげなく和の雰囲気と調和する素材を提案しています。

○バス・トイレ

それぞれ充分な広さ、バリアフリー仕様により、将来介護が必要になった時でも安心です。トイレの床は掃除がしやすく風情のある御影石、至るところに木が使用され、煩雑になりがちなサニタリールームでも、和の情緒を感じさせます。

○主寝室、洋間(2階)

2階の10畳の寝室は、一部(2500mm×4550mm・7帖弱分)の床面を350㎜高くし、作り付けのベッドとしており、高齢になっても寝起きがしやすいように工夫しています。また床下の空間利用として、快床(浮き床)のスペースを活用した、回転式床下収納を提案しています。その他、洋室には光触媒技術を用いた、オリジナルの味わい深い多機能塗壁を採用し、調湿やホルムアルデヒドの吸着のほか、室内の空気の浄化効果も見込んでいます。

○フリースペース・ロフト

2階のフリースペースからロフトに上がる階段は、当社オリジナルのDIYボックス(360㎜角の立方体)を段違いに配置し、はしごと階段の中間の、階段箪笥(たんす)を思わせる、遊び心のある階段になっています。

今回採用のポラスオリジナルの構造について

○ラフターロック(2004 GOOD DESIGN AWARD受賞)

屋根構面の剛性強化と火打ち金物の省略を実現した垂木金物。
一般的な屋根の2倍以上の屋根剛性を可能にし、屋根の強度と内部空間の意匠の向上を可能にした画期的な技術です。

○ダイヤブレース

意匠性を重視した化粧耐力壁。耐力壁は、壁の中に隠してしまうことが一般的です。そのため、開放感や明るさを確保したい場所で、構造的に必要という理由で、無粋な壁が出てくることも少なくありませんでした。それを解決する意匠性の優れた耐力壁 が、このダイヤブレースです。

○パルテノン

幅350㎜(柱芯々寸法)という極狭幅の耐力壁。従来、耐力壁は、幅910㎜以上必要とされていましたが、パルテノンは、公的実験で性能が証明された日本初の910㎜未満の耐力壁です。これにより、従来耐力壁とされなかった部分も、耐力壁として構造 計算に参入されるため、大空間・大開口部が実現可能になりました。

○快床

高遮音を可能にした床音対策浮き床。2階の三重床構造の下に空気層を設け、吸音断熱材、厚床貼りを行う画期的な高遮音床です。(最高L:60dB)この高遮音床「快床」の採用により、上下階遮音性能を大幅に減少させ、従来必要であった「バルコニー出入り口のまたぎ」を無くし、フラットな床面でバルコニーの出入りを可能にしました。

■『和美庵 寛木のいえ』モデルハウス概要

○所在地: 川口・鳩ヶ谷住宅公園展示場 埼玉県鳩ヶ谷市坂下町1-5-8
○敷地面積: 198.34m2
○建物面積: 179.00m2(延べ床面積)
○家族構成設定: 団塊世代の夫婦、成人している子供1人、親1人
○ターゲット: 団塊世代の夫婦。“和”の持つくつろぎや懐かしさ、日本の四季の美しさを理解し、日本家屋を良いと感じる人。
○モデルハウス本体価格: 3350万円(税抜き) 3517万円(税込み)
(畳がえし・造作ベッド・造作ベンチ除く)
○ 和美庵標準本体坪単価: 55万円/坪~(40坪標準プラン)
○和美庵年間受注実績: 28棟(4月度~11月度)
○和美庵年間受注目標: 50棟(2004年度)
○川口・鳩ヶ谷住宅展示場の受注目標: 40棟

■『和美庵 寛木のいえ』モデルハウス平面図

■『和美庵 寛木のいえ』写真

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