仲良くなるだけでなく、頼りにされる営業担当を目指す

ポラテックは、合わせて東京ドーム4.6個分の面積を有し、日本一の生産量と高品質・高精度を誇る2つのプレカット工場を運営しています。生産されるプレカット材のうち、当グループが建てる新築住宅に用いられるのは10％程度で、残り90％は工務店などに外販されます。私は、その営業を担当しています。新規のお客様の開拓と、既存のお客様との商談、および図面をもとにどうプレカットするかといった打ち合わせを行うことが主な仕事で、社長と面談することが多いです。いろいろな人と接することが好きな私は当初から営業職を希望し、それがかなった形で楽しく仕事ができています。

当社の強みは、グループに分譲住宅の会社や研究所などを擁しているところに感じています。お客様から「うちの分譲がなかなか売れないんだけれども、ポラスさんはどうしているの？」などと聞かれることが多いのですが、そうした時にいろいろお答えできるので早い段階から信頼関係がつくりやすいと思っています。また、仕入れる材木の量や種類がとても多いので、手に入りにくい品種でもスピーディーに提供できるところも強みですね。

営業職としての課題は、もっとお客様に信頼される営業担当になる、ということ。以前あるお客様から、遠回しではありながらも「仲良くなると顧客は何でも許してくれるようになるかもしれないけれども、それに甘えてはいけない。相手が80％で許しても、自分が100％やり尽くしたと思えるまで力を入れなければダメ」という趣旨のことを言われたのです。「甘えるつもりはないけれども、もしかしたら私が女性なので言いにくいのかもしれない。いい関係を築くことが目的ではなく、お客様のためになることが営業の目的。もっと頼りにされる営業担当になろう」と心に誓いました。

アットホームな社風で、しっかりと経験を積める

当社の社風は“アットホーム”の一言です。私の部署では上司も“さん”づけで呼ぶ習わしがあり、上下関係はフラット。そのせいか、長く営業としての経験を積むことができます。私もできるだけ長く勤め続けたいと思っています。そう思えるのは、女性を積極的に採用し、長く働き続けられる会社を目指すという経営方針であることも大きいです。私は入社4年目で同期の女性営業職とともにチームリーダーになりましたが、性別関係なく早く役職に就かせるのは、実力を存分に発揮する前に結婚・出産してそのまま退職する女性が多かったことが背景にあるそうです。だからこそ私は、出産しても早く復帰してキャリアを継続させたい。自分がその一人となって後輩のロールモデルになれればと思っています。その点、プレカット営業事業部は、法人営業なので土日が休みになるので、女性にとってよりワークライフ・バランスを取りやすい勤務体系である点も魅力だと思います。

前述のとおり、私は当初から営業職を希望し、「売るなら人生に一度の大きなものを」と考えて、就職活動では主に住宅業界とブライダル業界を受けました。人に接するのが好きなこともあり、面接は楽しかったですね。自己分析も楽しかったです。リーマン・ショック直後の厳しいはずの年に当たりましたが、全然（笑）。志望先ベスト3のうちの1社を自分の不注意で受けられなかった時も、「縁がなかった」と割り切ることができたほど前向きでいられました。思うに、就活は楽しめた人ほどうまくいっていたように思います。ですから、できるだけ楽しむように意識して取り組んでほしいと思います。