「頭金はできるだけ多く入れた方が良い」
「住宅を購入するには、頭金が2割は必要」
住宅購入を検討されている方なら、1度は耳にしたことがあるであろう、この言葉。
本当にそうなのでしょうか?
★頭金を多く入れる場合
借入金額を減らすことができ、その結果月々の返済額を減らすことができます。
これが上記の言葉の最大の要因でしょう。
しかし、頭金を貯めることにこだわりすぎると、希望する物件の購入タイミングを逃してしまう可能性があります。
預貯金のを多くを頭金として入れた場合、万が一の出費が出た場合に、住宅ローンの支払いが厳しくなることもあるかもしれません。
★頭金を少なくする場合
頭金を入れる場合と比較すると、当然返済額は増えてしまい、利息もかかってしまいます。
しかし、現在住宅ローンは低金利となっていますし、住宅ローン控除により、当初10年間はローン残高の1%が戻ってくる制度があります。(住宅ローン控除についてはこちらのページご参照ください。)
現在は、頭金を入れずに、物件金額に加え諸費用も含めて借入する「諸費用ローン」が組むことができる金融機関も増えています。(*1)
また、昨今の低金利を考えると、自己資金を多くお持ちの方は、無理にそれを頭金に入れることなく運用に充てた方が、トータルでは得となる可能性もあります。(*2)
いかがでしょうか?
正解がある話ではありませんが、「頭金が貯まったら住宅を検討しよう」とする必要はないと思います。それぞれの、「購入のタイミング」を逃さないよう、お住まい探しを進めていただけたらと思います。
我々ローンコンシェルジュは、一般的な返済計画の算出はもちろん、お客様固有の考え方も伺ったうえでのご提案もさせていただいております。
お気軽にご相談ください。
*1 諸費用ローンには金融機関それぞれ審査基準があります。
*2 運用にはリスクがあります。それも加味したうえでご検討ください。