前回、「金利以外に考えたいこと」ということで、諸費用の金額も考慮しましょうという
ご提案をさせていただきました。
今回は、具体的に比較してみましょう。
条件:3,000万円を借入期間35年、元利均等返済で借りた場合
①フラット35 金利1.03% (11月の最低金利)
返済総額3,574万円
②銀行ローン全期間固定 例)三菱東京UFJ銀行35年固定 金利1.09% (11月の金利)
返済総額3,609万円
フラット35の方が銀行ローンより35万円安くなります。
しかし、諸費用まで考えると、逆転する場合もあります。
①フラット35
保証料:なし(0円)
手数料:定率(借入金額の●●%)もしくは定額(32,400円など)
団体信用生命保険:年末の借入残高に応じて毎年かかる 保険料総額204万円
②銀行ローン(三菱東京UFJ銀行)
保証料:618,300円
手数料:32,400円
団体信用生命保険:金利に含む(保険料なし)
仮にフラット35の手数料が借入金額の2.16%だと、それぞれの返済総額+諸費用の
総支払額は、
①フラット35 3,842万円
②銀行ローン 3,674万円
総支払額で比較すると、銀行ローンの方がフラット35より168万円安くなります。
では、銀行ローンの方がいいのか?というと、そうとも限りません。
・フラット35の団体信用生命保険加入は任意です。(加入しないという選択肢もあります。)
・建物の構造によっては、フラット35S(上記記載金利から当初5年または10年、0.3%の優遇)が利用できます。
・フラット35の手数料は、金融機関によって異なります。
このように、一概にどちらがよいと決めることはできませんが、大事なことは、
金利だけではなくトータルの費用で比較を行うことだと思います。
私たちローンコンシェルジュは、このような比較はもちろん、お客様のご希望をうかがったうえで
最適なローンをご提案させていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。
住宅ローンで金利以外に考えたいこと②
住宅ローン全般
公開日
:2016.11.11
更新日
:2017.1.31
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