皆様は、「人生の3大資金(費用)」という言葉をご存知でしょうか?
一般的に、
【 ① 住宅資金 ② 教育資金 ③ 老後資金 】
という3種類があると言われております。
この3種類の“出費”をしっかりと計画した上で、人生で必要な資金の計画をしていく必要があります。
住宅購入に必要となる住宅ローンですが、闇雲に借入を起こしてしまうと、
今後に必要な教育資金や、老後資金が足りなくなってしまう、という事態が起きる可能性があります。
① 住宅資金
これは主に住宅ローンや、諸費用にかかる自己資金などが当たります。
住宅金融支援機構によると、住宅の平均購入価格(2016年度全国平均)は、
住宅の一般的な購入価格帯としては、一戸建て 3338万円 マンション 4267万円と言われています。
それに加え、修繕費や維持費などで数百万円かかる場合があります。
住宅ローンも月々かかるものになりますので、月々の返済が可能かどうか、
他の2つの資金をしっかりと貯金できるほどの余裕があるかどうかを、しっかり計画する必要があります。
② 教育資金
「子供の学習費調査(平成26年度)」によれば、子供一人にかかる教育費は、
幼稚園から高校までの15年間の学習費総額で、すべて公立の場合は約520万円、
すべて私立の場合は約1770万円といわれております。
さらには、学習塾費などが余分にかかるケースもあり、これに大学の学費が加わると、
国公立大学で自宅生だと4年間で約520万円、私立大学理系で自宅外生だと約1130万円(金融広報中央委員会)かかります。
ですので、大学を卒業させるまで子供一人にかかる教育費は、約1040万円から約2900万円ということになります。
③ 老後資金
生命保険文化センターの、「生活保障に関する調査」(平成28年度)によれば、
夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で
月22万円ほど必要といわれています。
また、「ゆとりある老後生活費」を見積もる場合ですと、平均で34.9万円となります。
今後年金の受給額も減っていくことを見越して、年金とは別に、生活費、
入院費などの万が一のことが起きた時に備えて、準備していくことが大切です。
この3つの支出のバランスを加味せず、住宅ローンを借入限度額いっぱいに借りてしまうと、
月々の支払負担が増えて、貯蓄が満足に出来ず、教育資金・老後資金に影響を及ぼす可能性があります。
皆様も、このようなことを考慮しながら、住宅ローンの組み方を計画されることをお勧めいたします。
また、住宅ローンのことでお困りのことや不安なことがございましたら、お気軽に
「ローンコンシェルジュ」までお問い合わせ下さい。