IoT住宅による街づくり
『北習志野「街×IoT」
プロジェクト』
(アドバンスドプレイス船橋・北習志野)株式会社 中央住宅・
ポラスガーデンヒルズ 株式会社
テーマ型のIoT住宅が集まり街単位で
快適性からレジリエンスを叶える
次世代型のコミュニティデザイン
概要
この「街×IoT」は、千葉県習志野台の団地跡地を開発する91邸の分譲住宅地「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」において、事業者と住民との協働で暮らしのIoT化を進め、「住まいを自分たちに合わせる」システムを骨格とした街ぐるみの取り組みです。外から家を管理するシステムを導入し、より確実な防犯・防災を叶え、事業者の一元管理によるメンテナンスサービスを共通プラットフォームとして関連付け、住民一体となった家の健全性と街のレジリエンス性向上を目指しました。
分譲地を「フィンテック」「ヒーリング」「サードプレイス」をテーマとした3つの街区に分け、街区毎に特徴あるIoT設計とプランニングを掛け合せた新しいライフスタイル提案を行っています。91棟の大型分譲地で、住まいのIoT化を進めるのは、全国でも先導的な事例となります。
コンセプト
一歩先を行く未来の快適性。
人+家+地域が、IoTでつながる街
スマートフォンやタブレットを活用し、外部から家を一元管理するシステムを導入しました。外出先からも玄関ドアの施解錠やシャッターの開閉の管理、お風呂のお湯はり、床暖房の作動などが可能です。更に外出用や帰宅用など機器をまとめてコントロールすることもできます。帰宅時間に合わせてエアコンや設備を操作することで、省エネ化も図れます。
フィンテック街区(37棟)のテーマは「HEMS×コンシューマーサービス」。標準装備のHEMSと提携金融機関のローン相談やFPサービスとを連動させることで、永住にふさわしい安定した生活サポートがなされます。このIoT街づくりをスタートアップと位置付けた街区です。
おもてなしの心
寛ぎの邸宅
ポラテック 株式会社『おもてなしの心と和の美しさ』
ポウハウスでは、和の心を継承し現代の住まいに調和させた「和モダン」のデザインを得意としていますが、「寛ぎの邸宅」は、その和モダンのテイストをベースに、おもてなし空間とプライベート空間を分けるとともに、1階のおもてなし空間においては、和の美しさにより、どこか懐かしくゆったりとした気分を味わえる空間を作り出した、寛ぎの注文住宅です。LDKで特徴的なのは、フロアを一段上げて掘り座卓のある「床座」を設けているところです。障子扉や格子によって、和のやわらかな光を取り込み、空間同士のゆるやかなつながりも表現しています。2階には、自分空間としての書斎も設置しています。
コンセプト和×おもてなし=寛ぎ
日本人が古来より大切にしてきた伝統と美『おもてなしの心と和の美しさ』は世界から注目されています。しかしながら、現代の住まいは都市化が進み、共働き世代の増加や仕事の効率化で生活習慣・価値観が変化したことにより住まいが生活の道具になっているのではないでしょうか。
忙しい現代の暮らしの中に和の要素を取り込むことで、懐かしさ・癒しと美しさを追求し、五感を刺激する豊かな精神性と、生活文化を再発見できる寛ぎを提案しました。
おもてなし空間とプライベート空間を分け、ゲストにゆったりと寛いでもらうとともに、書斎などで自分時間がもてるようにし、住む人にも心地よい寛ぎを感じられるようにしています。
特に奇をてらったところも無く、どことなく懐かしさを感じさせる現代の住宅が実現されている点が評価された。
地域資源の活用による
地域活性プロジェクト
地域資源である古民家
(はかり屋)の
保存・改修から
盛り上げる越谷まちづくり
株式会社 中央住宅
江戸時代から残る古民家を再生し、
個性的なテナントが集結する
「はかり屋」
幅広い世代から支持され、
地域へにぎわいを創出し続ける、
新しい地域交流拠点に
概要
かつては栄えた埼玉県越谷市の旧日光街道沿いに建つ、古民家や蔵などの歴史的建造物も、世代が代わることにより取り壊されることが多くなってきました。その中で、江戸時代から残る古民家を再生し、個性的なテナントを集め、新たな賑わいを作っていくことを目指したプロジェクトが、古民家複合施設「はかり屋」です。2018年4月にオープンし、食からインテリア、癒しやクリエイティブスペースなど多彩なジャンルのお店6軒が集まり、多くのお客様が訪れるようになっています。永く運用されるために、建物オーナーと事業者をスムーズに結びつける仕組みとして「行政」「民間」「地元団体」が一体となった「越ケ谷まちづくり会社」も設立。古民家施設に元気な地元事業者を集めています
コンセプト人々が集い、賑わう場所。
地域資源の活用による
地域活性プロジェクト。
旧日光街道の3番目の宿場町として活況を呈した越谷。往時は、1キロにわたって商家が建ち並んでいました。今もその名残はあり、20棟近くの蔵や古民家が残っています。その中で「はかり屋」は、明治38年に建てられた堂々たる商家で、表土間の他、敷地奥の居住空間につながる通り土間、土蔵がある明治時代の商家の代表的建造物です。本プロジェクトでは、この地域の資産を活かして、新たな賑わいを創出することを目指しました。内外とも建築物の風情を残しつつ、格子戸や石畳、植栽を新たにする一方、耐震補強も実施。歴史的建造物を現代によみがえらせました。 当社では、この「はかり屋」に先立って街道付近でも蔵の改修を行なっており、そこは現在、市に寄贈され地域の交流拠点として活用されています。当社のこれらの取り組みは、地元にも波及しており、街道沿いには、お洒落なベーカリーや子ども食堂も作られ、街道沿いの活気が徐々に取り戻されようとしています。
外と中の境界がゆるやかに交わる
心地よい庭の回廊
庭廊(ニロ)の私邸
ポラスガーデンヒルズ 株式会社外と中の境界が、
ゆるやかに交わる心地よい庭の回廊
「都市の中に住む上で、
本当に住みやすい南接道の家とは
何か?」を、
建築・外構・メーカーが
三位一体となり、デザイン
概要
駅からほど近い閑静な住宅地に建てられた2棟分譲。2つの長方形が並んだような区割りのため、通常では居住の幅が狭くなり、全体の南側しか光や風が取り込めないが、この物件では2つの敷地の間に道路から奥のLDKまでつながる庭廊を配置。敷地全体は、その庭廊に沿ってゲート(カーポート)、和室、中庭、LDKとゾーニングすることによって、ゆとりのある居住空間を確保するとともに、自然景観とプライベート空間がゆるやかに融合した 、落ち着きのある空間を作り出しています。
この建築設計にあたっては、通常とは違い最初から外構を担当するエクステリアメーカーにも参加してもらい、デザイン事務所と当社の3社でコンセプトを共有。三位一体のコラボによって、建物と外構の一体的な設計を行ない、邸宅に相応しい品格のある外観、外構を作り出しています。
コンセプト閑静な住宅地に相応しい
大人シックな邸宅
4つのゾーンを
ゆるやかにつなぐ「庭廊」
2つの敷地にまたがるように「庭廊スペースを共有し合い、豊かさを共有し合う2邸の都市型分譲住宅。心安らぐ我が家に帰ると、自然の景観とプライベート空間がゆるやかに融合した「庭廊」を通り、居住空間へと辿りつく。そこには日本庭園を思わせる情景の庭と、落ち着きのある暮らしの間が共存する、豊かな時間が流れる私邸空間が広がっています。
2棟は、「中庭の邸」と「外庭の邸」にプランされており、前者にはリビングからそのまま出られる濡れ縁の中庭が備わっており、後者には中庭部分にテラスが備わっています。インテリアでは、前者にはリビングステップ、階段下カウンター、後者にはシースルー階段、階段下収納などが備わっています。
クールアイランド創出型住宅街
風と緑のまち 白岡
株式会社 中央住宅埼玉県「先導的ヒートアイランド
対策住宅街モデル事業」の
第1号事業に採択された
環境フラッグシップとなる街づくり
概要
ヒートアイランド現象の著しい埼玉県において「県・事業者・住まい手」の3者で、街づくりや暮らしづくりによるヒートアイランド対策を講じることで、周辺地域へのクールアイランドを創ることを意図した実験的な街づくりです。気象解析により把握した地域の卓越風・有用風を活かす街区シミュレーションによる一次設計、地表面の保水・遮熱・植生化と街の緑化により気化熱冷却を促進する二次設計、壁面緑化を採り入れる住まい手の生活設計により、夏期の街区温度を下げることに寄与。埼玉県「先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業第1号」に採択され、以降の他業者・他事業への展開など面的な広がりを担う、地域の環境フラッグシップとなる街づくりプロジェクトです。
特徴クールアイランド創生と
育成をデザインした街づくり
作り手だけの想いにとどまらず、「県」・「開発事業者」・「住まい手」の3社が、「街づくり」「暮らしづくり」を通してヒートアイランド対策を講じ、周辺地域へのクールアイランドをつくることを意図した実験的な街づくりです。